世界的なスポーツカーメーカー、フェラーリ(イタリア)は、同社の1957年型「フェラーリ250テスタロッサ」がこのほど行われた国際的なオークション 「RMオークション」で自動車としては史上最高額となる902万ユーロ(約11億8000万円)で落札されたと発表した。
http://mainichi.jp/enta/car/graph/20090519/
テスタロッサとは赤い頭だ。ということは、何かの漫画で読んで知っていたが、フェラーリのクルマなんか頭も何も真っ赤じゃないか。
と思ったら、元祖は頭だけ赤かったのか!
…と、せっかく納得したのに、ついでに調べたら、上記のモデルで途中にエンジンに改良が入った際に、識別のためにエンジンのカムカバーを赤く塗ったことが由来だとかで。ちぇ。
別に特別フェラーリ好きじゃないが、フェラーリはとても格好いいクルマだと思う。クルマとしては実用性の面からどうかとも思うが、なんつうか機械、工芸品、そういうものとして格好いい。そう、芸術。
だから街中で見ると、物質的にカッコいいと思う反面、(金はあるとしても容姿が)普通の女が、パリコレクションで発表されたばかりの服そのものを来て歩いてるのを見るような違和感を感じて、あまりかっこ良くない。それが、ホームセンターとヤマダ電機が立ち並ぶ郊外の通りだったりすると尚。
まあ、それはともかくそれでもフェラーリそのものは芸術的にかっこいいな、日本車をはじめとしたいわゆる乗用車やそこから発展したスポーツカーとは、明らかに一線を画しているな、と思う。
上のニュース記事からのリンクで、最新最強のフェラーリの記事もあった。
599は、歴代フェラーリでも最もパワフルな排気量5999ccの12気筒エンジンを搭載。最大出力620馬力、最高速330キロ以上で歴代フェラーリでも最速のスポーツクーペ。
http://mainichi.jp/enta/car/graph/20061003_2/
なんか、第一印象が、「マツダあたりが作りそうなクルマだな」。
いや、すごいんだろうよ。実物はまた迫力が違うんだろうよ。でも、以前のものは写真ですら圧倒的なものを感じさせていた気がしたのだが…。
フェラーリのデザインが実用的になってしまったのか、俺の感受性が乏しくなったのか。
ま、いずれにしても絶対に縁のないクルマだから深刻に悩む必然性は1ミクロンもないのだが。