2010年9月25日土曜日

Summer passing by, I've been still working hard.

昨日、出勤途中に都心でファー付きのダウンジャケットを来ている人を見た時は「さすがにそこまで寒くはねえだろ!」とイマジナリーに突っ込んだが確かにこの2、3日はそれ以前の猛暑が嘘のようにぐっと涼しくなった。

夏の終りのおしまいへ、俺とD3000からエレジィを。




澄み切った高い空と、瑞々しさを失った梢。

送信者 D3000



深く繁った樹々。成長しきった葉は、やがて枯れる。

送信者 D3000



雑木林の彼岸花。

送信者 D3000


あるいは、死人花とか地獄花とか曼珠沙華とか。もちろん、この雑木林の隣も墓地です。
彼岸に咲くこの花の向こうに広がるのは彼岸の世界、というのは比喩でもなんでもなく、鱗茎にアルカロイド系の毒を持つため食べれば本当に彼岸逝きになるとか。


澄んだ日差しに透ける葉は、鮮やかだが若くはない。日が陰れば、深い緑の周縁は既に褐色にくすみつつある。

送信者 D3000



相変わらず、自宅から50m範囲での散歩の成果です。ええ、たいしたことない写真をポエミィなコメントで飾り立てようとしています。


ちなみに、最初のくだりは「夏の終り」→「晩夏」→「挽歌(elegy)」という話ね、ププ。


今年の夏は釣りに行ってないし、去年からやりたかった軽い山登りも行ってません。つまんね!

Crawling under the tower in foggy night

レインボーブリッジの写真が思いの外いい感じで撮れたので気をよくし、次の日の休日出勤の帰り、東京タワーも撮影してみることにした。
定期券で下車できる浜松町から歩いて15分ほど。狙いはまた日暮れ時。

…と思っていたが仕事が片付かず、行ったのは22時近い完全な夜になってしまった。
この時間で手持ち撮影では、いくら開放絞りf1.8でも、手ぶれ補正付きでもつらい。感度を上げる手はあるが、のっぺりした空を背景にタワーを撮るので粒子の荒れが気になる。

9月も下旬だというのにクソ暑く蒸し暑い夜、休日出勤かつ残業の疲れとともに、夜の公園でそのまま何か始まってしまいそうなカップル達と陽気過ぎる酔客たちに苛つきながら、ままならない撮影をして、真っすぐ帰宅すればよかったと少し後悔したのであった。

1枚もまともな写真が撮れなかったと思ったが、帰って確認して、まあ、多少は見れるのかなあと思ったのが以下。


タワー。連休電飾?よく見る(よく見なくても)とブレてるけど、頑張った方ではないかと。
天辺から立ちのぼるようなハレーションが気に入った。


送信者 D3000




そのタワーの直下、芝公園の雑木林は、少し前の俄雨のせいか靄が立ちこめていた。何か面白いものは撮れないかと少し踏み入ったとき、足下がガサつく音に咄嗟にストロボ付きで、ファインダーも見ずに(暗くてほぼ見えない)撮った先にいたのは、予想通り、蝦蟇。

送信者 D3000


トリミング済み。

普段、画が不自然になるとフラッシュは全然使ってなかった(コンデジの時も)のだが、フラッシュで撮影するのも悪くないか。当たり前だが、使える道具は使うべき時に使うのが良いんだろう。


もうすぐ新タワーが完成するとは言え、やはり東京タワーはその立地が格別だ。類稀なる大都会の中央に位置する近代化の象徴、鋼の尖塔、その足許のヒキガエル。

組としてイイと、勝手に納得。

2010年9月20日月曜日

休日出勤の腹いせに職場付近で写真を撮ってみる

違う。

俺は本当は、早朝の山や渓(たに)の景色や、素敵的的な野草や小動物など撮りたいのだ。

K-xで俺に張り合う旧友チョッパーの写真は、悔しいかな奇麗なものが多い。和歌山の自然と歴史の前に、埼玉の住宅街の景色は太刀打ちできない(場所に責任転嫁しているのは気付いているから突っ込み無用)。

日光湯川なんて行けば、いい景色が撮れるだろうなあ。釣りもして。なんて、今の俺には寝言でしかないドリーミィな願望にすがっていても仕方ないので、俺も地の利を活かして、紀伊半島の先っちょにはないような景色を撮ってやる。

…と思ったわけでもないのだが、まあ、日曜日の仕事の合間に少し撮ってみた。

今回も70枚ほど撮りましたよ。ゴミばっかでした。ほとほと、フィルムじゃなくて良かったと思うわ。

で、これが今回のベストショッツかな。


送信者 D3000

レインボーブリッジ。さすがレインボーだ。橋脚も虹色だぜ。

それから、これは行き掛けの東京駅で、鉄ちゃんよろしくやまびこを激写。


送信者 D3000


大きいサイズで見ると細部の質感がシビれる憧れるゥな感じ。鉄道マニアになることはもうなさそう(子供の頃はそうだった)だが、やはり、これが好きという人の感覚はわかる気がする。


最後にちょっとかわいく。

送信者 D3000

住宅展示場でもらった、風船の猿。
1歳の娘はさして興味がない様子だったが、読んであげた絵本に猿が出て来たら慌ててこの風船を探して持ってきた。認識はしているらしい。わかっていても興味ないから無視する、と、そういうところがある。
ま、よく考えれば実に自然な反応だ。何か見る度に驚いてみせるのは、大人ならではだ。気を遣っているのだから。

この写真だけはNIKKOR 35mmだ。



送信者 D3000

せっかくだからブリッジをもう1つ。

今日の撮影結果を見ていて気付いたのだが、俺の構図は水平が出てないのが多い。いや、狙ってるのでなくて、真っすぐにしたつもりだったのに半端に傾いてるのが。これを気をつければ少しは腕前が上がるだろうか。


さて、寝る。

2010年9月19日日曜日

つまらん。つまらな過ぎる。

俺の脳内ではこのタイトルは「風が語りかけます。うまい!うま過ぎる。」にかけているのだが、そんなことはきっと誰にもわからないだろう。こうして説明してもまだ一部の人々にしかわからないだろうし。

夏は何も遊んでない。

秋だ。秋のほうが好きだ。食い物もうまくなり、爽やかな気候で、魚も釣れるようになってくる。

でも、今は事情がありクルマに乗れないから釣りには行けない。電車で行く根性が俺にはない。

さて、クルマがどうの以前に仕事が忙しい。忙し過ぎる。

だから釣りどころか、せっかく買ったデジイチでの写真撮影もままならない。だってこれ書いている今も、休日出勤の帰り際。

それでもヤケクソで、会社の近くで景色でも撮ってやれと。そう思ってふと、例えば18mmというレンズは角度にして何度の範囲が撮れるのだろうかと気になった。

これがわかれば、地図をみて、この地点からこっちを撮ったら、ここからここまで写るんだなー、ふーん、とかってわかるわけ。Google地図なんかと組み合わせると結構、楽しそうだなあと。・・・いや、そういうアプリを作るとかって話じゃないよ。そんなの面倒だから画面に分度器当てるよ俺は。分度器なら紙の地図帳でも使えるしな。

でも、角度の計算は、数学が苦手な俺には難しいのでコンピュータ(別名、計算機)の力を借りようと。ちょうど開発環境が開いていたので、Excelより手っ取り早いだろうと、Javaで計算プログラムを作った。
public class Perspective {
public static void main(String[] a){
int[] f = {0, 18, 35, 50, 135, 200};
for(int i : f)
printDegleeOfPerspective(i);
}

public static void printDegleeOfPerspective(int f){
double halfwidth = 23.4 / 2;
double focus = f;

double r = Math.sqrt(Math.pow(focus,2) + Math.pow(halfwidth, 2));
double degree = Math.asin(halfwidth * Math.sin(Math.PI / 2) / r);

System.out.println(String.format("[%4smm] D=%s",f , Math.round(2.0 * 180.0 * degree / Math.PI)));
}
}



実行結果。

[ 0mm] D=180
[ 18mm] D=66
[ 35mm] D=37
[ 50mm] D=26
[ 135mm] D=10
[ 200mm] D=7


たぶん合ってると思う。

D=というのが「度」。

つまり、18mmなら66度の角で挟んだ範囲が横方向で収まると。

計算式は、18mmというのが撮影面までの焦点距離だというならば・・・と、中学生の数学の問題のように三角を書いて考えた。
思惑通りに計算できて、ちょっと満足してから、もう一回ネットを検索したら、もっと簡単な計算式が出ていた(tangentを使ってた)。

・・・そう言えば昔、数学の時間に、いろいろ覚えるのが嫌(苦手)で、なるべくタンジェントを使わないで計算していたのを思い出した。相変わらず、というか、それ以降に数学スキルは伸ばしてないから当たり前か。

だから俺って数学ダメなんだなあ・・・と、かえってガッカリした。

けど、公式をあまり知らないで答えが出るならそれもアリではないか?とまた気を持ち直したりして、まあ意外と面白いよねうん。

帰ろ。


2010年9月11日土曜日

原色卑近生物図鑑 アゲハの幼虫

カラスアゲハかなんかか?
数日前に撮ったのを忘れてた。

2010年9月5日日曜日

浦和東湿原 晩夏の夕暮れ

この週末は、ラムサール条約の保護区域への指定が検討されている浦和東湿原で、先日購入したSIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS/HSMの再びの試し撮りです。



送信者 D3000

印旛沼の怪物を思わせるシルエット。実際には空の彼方に少しだけ発生していた積乱雲を、200mmで切り取ったものです。


浦和東湿原には、様々な水辺の生き物たちが暮らしています。

送信者 D3000

シオカラトンボは群れをなし、沼から突き出た枯れ枝に時節羽を休めます。
手持ちの200mmで1/20秒で手ぶれが出るのは、OSの性能不足とは言えないでしょうね。




送信者 D3000

首都圏の水辺にいる大きな亀は、たいていはミドリガメ/ゼニガメ、正しくはミシシッピーアカミミガメという外来種です。しかしここ浦和東湿原には、在来種のクサガメが暮らしています。もっとも、クサガメも近代になってから持ち込まれた人為的移入種という見方もあるようです。外来種と在来種の問題は簡単ではありません。
ただ、亀は生まれた場所で生きられるように生きているだけ、ということは確かでしょう。



送信者 D3000


こちらはチュウサギとコサギの混成の群れでしょうか。撮影した時にはダイサギかと思っていましたが、ダイサギは冬鳥なので、この時期にいるのは違うのだろうと。
200mmは随分と望遠ですが、このような場所で警戒心の強い野鳥に近づくのはなかなか難しいです。最後はやはり時間とテクニックなしには良い写真は撮れないようですね。



送信者 D3000

飛び立ったサギを撮りましたが、これは予想通り難しい。シャッタースピードを上げるためにアンダーにしましたが、暗くてちゃんと写らないのでは元も子もない…。



送信者 D3000

キタテハ、でしょうか。

送信者 D3000



浦和東湿原を縫うように流れる芝川が夕暮れの残照を受けて輝いています。

送信者 D3000


鳥達も巣へと帰ります。

送信者 D3000


夏の終り。

今年は猛暑が続いていますが、それでも徐々に、大気はその熱っぽさを失いつつあるようです。



今年の秋、皆さんも浦和東湿原でひととき、豊かな水辺の自然に触れ、リフレッシュしてはみませんか。

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あー、あー。

ということで。

また試し撮り。土日とも夕方に30分ほどだけ。同じ場所でも続けて行くと結構違う写真が撮れるものだ。二日で97枚撮ったのだが、PCに取り込んで失敗写真を消したら生き残ったのは半分以下で、そこからさらに選り抜きの写真をPicasaにアップした。で、さらにそこから選んだものをここに貼った。でも、こんな程度。…自分の腕前のショボさを感じる。

それでも、ありきたりとはいえ、空の写真というのはなかなかおもしろく、また野鳥をうまく捉えるのは思う以上に難しく、まあ、なんだかんだおもしろい。

先週も今週も、カワセミを目撃してるのだがこれを奇麗に撮るのはだいぶ難しそうだ。撮れたらうれしいのだが。



ちなみに、浦和東湿原は架空です。実際の撮影ロケーションはただの近所の調整池周辺。本当にバカンスに出かけたりしないように。

2010年9月3日金曜日

鴻巣の空は高かった

暑い、のは暑いのだが。どこか秋の訪れを思わせる。

なんでこんなとこにいるかは内緒だ。

2010年9月1日水曜日

うなぎは浦和の名産でした

かつては浦和は文字通りの浦で、うなぎの名産地だったとか。
いまはもちろんウナギはいないけど、蒲焼は発祥地を名乗っているくらいで、付近には多くのうなぎ屋がある。

しかしそんなことはこの写真に対する説明にはならない。


送信者 D3000

ウナギだ。

先日の、シグマ18-200mm試し撮りの際の一枚。


うちは浦和のちょっと端だが、その近所の公園の池にいた。

普通に人工の縁石が置かれ、蓮が栽培され、周囲は芝生な池だ。実はカワセミが訪れたりするが、あくまでも住宅地の中にある緑地公園である。

にも関わらず、なぜに?

しかもサイズだけ見れば中々の上物なのだ。傷んだ錆色の体は痛々しく美味そうじゃないが。

実はウナギが住んでるのか?と思ったが、肉食のウナギがこんなに育てるほどの食料はこの池にはないだろう。それに、ウナギは少なくとも幼魚のうちは汽水か海水のようだから、こんな埼玉の池で繁殖できるわけはない。浦だった頃ならともかく。

ま、荒川だか江戸川でも結構ウナギ釣りが流行ってるらしいから、誰かが戯れに放したのではないかな。

でもこんな池じゃ餌もないしどうせ生きていけないから、食ってしまえばよかったのに。

こんなボロくなってしまう前に泥抜いて焼けば美味かったんじゃないかなあ。。。もったいない。