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2013年1月12日土曜日

グラタンが美味い

この冬はグラタンが気に入っている。

凝っている、と言うほどのことはないと思っている。ソースは缶かレトルトで済ますし。

ただ、具材はちょっと変わり種だ。

四歳になった娘は、おじさんマークのお魚と命名しているオイルサーディン。最初にグラタン作る時に、アンチョビーを買って来てくれと嫁に頼んだら間違って買って来やがったのだが、これが存外に美味かった。

で、もう今シーズン、四回くらいはオイルサーディンのグラタンを作っている。マカロニがメインだが、ポテトを入れることもある。

玉ねぎ等を炒める際に、缶詰のオイルを使うのがポイントだ。単にググったレシピだけど。

他にも、海老とほうれん草とか、蟹とアボカドとかも。

いずれにしても、食べ応えあるし美味いのに、一皿あたりのコストってせいぜいワンコインなんだよね。いや、そんな行かないか。各種オイルやパン粉まで数えても、三百円くらいじゃないか?


…こうなるともはや、外で半端なグラタンは食えんよ。本当。

2012年10月14日日曜日

電気バーベキュー

最近、立て続けにお好み焼きを作って食っていた。

「スマイルプリキュア」を見ていたら作りたくなったのがきっかけと言うのは内緒だが、娘も喜ぶし(そのわりに大して食わないけど)、そもそも好物だし、まあいいじゃないか。

で、テーブルにホットプレートを出して焼くのだが、このホットプレートと言うのが古い。何せ、妻が大学に入って一人暮らしを始めた頃に買ったものだ。妻の学生生活のみならず、俺との新婚生活、さらにその後を支えてくれた歴戦の活躍ぶりだが、さすがに子供まで加わると力不足が否めない。お好み焼きが、同時に1枚しか焼けないのだ。

それで遂に、新しいホットプレートを買うことにした。で、Amazonで検索すると…いやあ、さすがに隔世の感が。プレートだけが外して洗えるというのはもはや常識のようだし(うちにあるのはそうなってない)、そのプレートに各種のオプションが。さらに熱量も、うちのは200度までしかないのだが、250度とかまである。

で、結局買ったのは、TIGERのもので、フラットプレートと肉焼き専用板が付いたタイプ。Amazonは家電などは結構激安なことが多いのだが、今回はもともとの割引に偶然のタイムセールが重なって73%オフ、加えてポイントを持っていたので3000円台で買えてしまった。

お好み焼きは2、3枚行けるとレビューされていたし、肉焼きプレートにすげえ期待している。うちは屋上があって、何度かバーベキューなどしたが、やはり炭を使うのは気を遣うことが多く面倒だ。が、屋上にはコンセントも付けてあるので、今度はこのプレートでバーベキューをしよう。これは楽だ。炭はまあいいけど、実際は屋根のないところで食うということが一番重要なわけだからな。

来週末までには届くので、非常に楽しみだ。



2012年3月6日火曜日

さば味噌がうまかったのでメモる

サバ味噌というのはたまに無性に食いたくなるメニューのひとつだが、以前は職場近くにばばあ食堂みたいな定食屋(良い意味で言っている)があってたまに食っていたものの、今の職場の近くにはそういう店がないので、ずっとご無沙汰だった。

ところが先日、スーパーで脂の乗ったサバが安かったのを発見して、初めて自作してみることに。これがうまいこと自分好みの味になったので、メモっておく。



  • 味噌 大さじ4
  • 酒 大さじ4
  • 生姜 1かけをスライス
  • 砂糖 大さじ4
  • 水 2カップ
  • 醤油 大さじ1と半分

味噌は、2さじは八丁味噌、2さじは普通の味噌(出汁入り合わせ味噌)にした。八丁味噌はこれ以上は増やさない方がいい気がした。変えるなら少し減らすとマイルドか。
あと、効果があるかよくわからないが、どこかのレシピに従い1さじは煮込み後に加えた。

水は、最初に見たレシピでは1カップだったが、鍋に入れたら少なそうだったので倍にした。煮詰めればいいかと思ったが心細かったので、他のレシピでは足している醤油を足すことにした。

手順は、

  1. 2枚おろし済みのサバに
  2. 熱湯を掛ける(まな板の上でやったが、やはり網やザルが良さそうだった。カスっぽいの出たから)
  3. 切って、十字傷を入れて、
  4. 仕上げ用味噌以外を解いた圧力鍋で30分煮て
  5. 仕上げ味噌入れて適当に煮詰めて、
  6. おしまい。




これで十分に背骨まで食えた。もうちょい煮たらもっと背骨がやっこくなるだろうが、身が正体無くならないかな?今度はそうしてみようか。

あと今回、酒と醤油が安っぽかったのだが、ここをもうちょい高級にすれば、よりうまいんじゃないかなあ。

2012年1月22日日曜日

豚まんは電子レンジじゃダメだ

昼に豚まんを食った。

チルドの。どっちかと言うと俺はこの食い物を「肉まん」と呼ぶのだが、こいつはパッケージにそう書いてあったから豚まんである。

いずれにせよ中華まんは昔から好物だ。だが、最近は家で食うとどうもしっくり来ない。中村屋や井村屋であってもだ。

これらブランドはコンビニの中華まんも供給しているので、基本的にモノが悪いわけじゃない。少なくとも、俺の期待値までのクオリティは有しているはずだ。

となれば、しっくり来ない原因はやはり、調理方法。つまりレンジで温めるというやり方にあるのではないか。最近では、パッケージにも「電子レンジの場合」という温め方が記載されており、中華まんの公式調理方法となった観のあるレンジ法だが、かつては、レンジで調理して失敗するアイテムの代名詞といえば中華まんという時代もあった(と思っている)。

つまり、中華まんを普通に電子レンジで温めれば、確実に固くなる。中華まんは蒸すもの、つまり熱と同時に水分を加えながら調理するものであるのに、電子レンジは水分を奪ってしまうからだ。本体を炙らずに水を温め、その高温の水分を本体に含ませることで本体を温める「蒸す」という方法と、本体に含まれる水分を温め、気化に脱水を招く電子レンジ。考えてみればまったく逆のアプローチである。

と言う事で、昨今ではご存知の通り、この手の調理においては水をふりかけラップして…という手法が編み出され、定着するに至ったのだが、果たしてそれで問題は解決しているのか。

電子レンジはやはり、蒸すと同等の機能は持っていない、それが、俺が家で中華まんを食う際の残念な感覚につながっているのではないか。

ということで、蒸すことにした。

が、蒸し器がない。

そこで編み出したのが以下の方法だ。



パスタ鍋の内鍋に凧糸を二本、橋渡し(つまり穴に通して輪にした状態)し、そこに割り箸を2膳、枕木状に配置した。やや綱渡り的な不安定さがあったが、慎重に扱えば十分役に立つ。あとは通常通りに外鍋に入れ、低く水を張って沸かし、蒸すのみだ。ちなみに蓋に布巾を挟んだりはしなかった。最近の鍋は密閉性が高いというか、蓋の合いが良いから大丈夫じゃねえかなと。

これで、3つの豚まんを蒸した。

豚まんは4つ入りだったので、1つは、レンジで調理した。茹でもの専用のザル状のインナーが付いたタッパーでなので、電子レンジ的にはだいぶ頑張った調理だ。蒸すのは湯が沸いてから5分からかかるが、電子レンジは1分で出来るのは確かに美点だ。

だが、出来上がったものは、やはり違っていた。

まず、皿に載せようと掴んだ時点で明確に手応えが違っている。レンジのは普通にやわらかくなっていたが、蒸したものはもっとこう、指に吸い付くような柔らかさだ。

そして、実際に食べれば、蒸したものが明らかにもちもちのふにゃふにゃ(まあ、コンビニで買うのと同じだ)なのに対して、レンジ調理品はやはり、どこか芯が感じられる。パンを食っているような、というか。

さらに驚いたのは、味が違っていたことだ。蒸した方が生地が甘かった。おそらく、食感の違いのせいではあるまい。澱粉と水と加熱の何かの作用が甘みを引き出しているのではないかと思う。糖がどうとか、そんな話で。面倒なので調べないけど。

なので、これからは断固、蒸すチルド食品は蒸すと決めた。

しかし、だからといって蒸し器を買うのは邪魔だし嫌だ。鍋に入れて使う変な羽みたいな簡易蒸し器?も見たことがあるが、あんなのも邪魔だ。そこで、凧糸方式の改良を試みた。

それがこれ。



…我ながら、器用なものだと思っている。2本の綱渡りだった凧糸の二カ所を結び、それを別の糸で外側から引いて蜘蛛の巣状にした。凧糸がもったいなかったから別の糸でやったけど、最初からこうするつもりなら1本でも出来るな。台所スポンジを載せてテストしたが、肉まんくらいなら、十分に安定して乗りそうだ。

…まるで亀の甲羅のような幾何学的パターンだ、という点から余計なことを着想しそうになるが、それはしなくていい。ただ、こういうことをさらっと思いついて実現できる自分のクリエイティブさに感心してしまった。




追伸

夕食にはチルドシュウマイを食った。この時点で、鍋の中にお菓子作りようの「ふるい」を伏せてやれば見事に蒸し器になるということを発見し、上記のアイデアはお蔵入りになった。

ま、シュウマイも、レンジ調理より格段にうまかったわ。皮のもちもち感が違う。蒸すのが、すっかり気に入ってしまった。今度はあんまん食べよう。

2012年1月15日日曜日

フレンチトーストを効率良く作る

うまく出来た。

検索したらすぐ出て来る、ホテルニューなんとかのレシピを参考にしつつでやったが、なるほど過去に俺が作ったフレンチトーストの中で最高の味であった。気に入った。

今回、卵液を残さず使うという点でも非常にうまくいったので、方法をメモる。




ちなみに、焦げてるのではなく、既にシナモンパウダーとメイプルシロップが大量投下されているのである。シナモンは、GABANのものを使っているが穴がでかくてダマになると味もイマイチなので茶こしを通してかけている。

で、今回の材料のあんばい。

  • 8枚切食パン2枚。普通の食パンの残りで少しパサついてしまったもの。
  • 卵1個
  • 牛乳100cc
  • 砂糖 大さじ1(軽くすり切り)
  • 焼く時に、バターとサラダ油。それぞれ小さじ程度か。適当。
で、卵、牛乳、砂糖をボウルで混ぜるのは当然だが、その次に、これをビニール袋に入れる。で、パンを入れて、さらに空気をストローで吸い取る。



と、こんな具合になって、全体に液体がまわるので、その状態で冷蔵庫に入れ、1時間ほど置いておいた。結果、見事に均一に液が沁みて、パンを取り出した後は袋はそのまま捨てる程度にしか液が残らなかった。ブラボーだ。

あとは、ググったレシピの記述通り、フライパンにバターと油をしいて蓋して弱火でじっくり焼くのみ。とは言え、後半は気を抜くと一気に焦げるなこれ。要注意だ。

8枚切りで薄かったせいか、片面5分…かもうちょいくらいだったと思う。が、ともかく見張ってたまにチェックするのが一番だな。

かなりフニャフニャな感じだったから、同じ液量でももう少しパンが多くても悪くないのか。でもフニャフニャ感がむしろうまかった。

また作ろう。

2012年1月7日土曜日

年末年始のうまいものリスト

引きこもってても一瞬で過ぎた年末年始の、惜別の回顧録。

あー。正月休みなんて2ヶ月くらいあってもいいのに。

では、クリスマスの連休から…


予告通り、クリスマスにはローストチキンを作った。ちょっと良い肉(といっても通常1本300程度に対して500円程度のものという意味)をチョイスしたので美味かった。マーマレードと醤油などに漬け込んでオーブンで焼いたものである。


アボカドの切り方をマスターしたと思う。角切りにして、クリームチーズとクラッカーと食うとツマミというかデザートというか、微妙な感じなんだがうまい。


牡蠣フライ。久々に衣付けるところからやった。加熱するなら生食用でない方が美味いと知って、たまたま宮城産だかの加熱用があったので、思い付きで。粉付けたりするのに洗い物が増えるのを敬遠してビニール袋とかで適当こいたら、ちょっと衣が不均一になったが…牡蠣は確かにジューシーで美味かった。


年末年始には、東北在住の義姉が遊びに来た。お土産の「はやぶさロールケーキ」。中身は、やや細身の普通のロールケーキだったが、新幹線が大好きな娘(ザッキー3歳)は大喜びで、いつになく元気に食っていた。その後、いまだにこの空箱をオモチャにしている。


同じくお土産、これはリクエストしたもので、青森県は津軽海峡産の潮うに瓶詰め。ウニ瓶なんて臭くていけねえ、という勿れ。青森辺りのものは、東京のスーパーマーケットで普通に売ってるものとは違う。

これを、刻んだ大葉とともに切り込みを入れた蒲鉾スライスにホットドッグ状にはさみ込んで、わさび醤油をちょっと付けて食うとすげえ美味い。


色合いよく写せてないけど、年越しそばには春菊と海老のかき揚げを合わせた。以前はよく鴨そばにしてたけど、近所のスーパーで鴨売ってなかったし海老が売ってたから。冷蔵庫に残ってた人参と玉葱もちょっと混ぜたのだが、この2点はやはり薬味的に香りがよくなって良いな。パリパリのサクサクで上出来であった。

ちなみに蕎麦は、近所の買い物好きの奥さんが分けて(と言うのか?代金は払ってる)くれたもの。絶品!というほどのものでもないが、腰もあってなかなか良い。…俺の茹で方の功績が大きいかも知れんがな。でかい鍋でがっと茹でて、氷水のように冷たい水でガシガシ冷やしたからして。





今年はネットでおせちを頼んだ。去年は底上げが話題になったけど、ネットの買い物でのリサーチ力に自身を持つ妻が選んだだけあり、味も量も満足だった。早期割引適用でも1万円ほどしたのだが、バラで買っても結構かかるし、それだとこんな種類は揃えられないからねえ。




そしてこれは自作したローストビーフである。特売の交雑牛で作ったが、美味い美味い。塊を切るのが楽しいし、ちょっと厚切りにしたりして。ちなみに、写真のトマトはプチトマトではない。中くらいの奴だ。

レシピは、以下を参考にした。
http://www.kobebeef-shop.com/recepi/roastbeef.html

フライパンで表面を焼いて、220度で30分、取り出してアルミ箔で30分。アルミ箔はなくても良さそうだったが、妻がレアを嫌うので。


実は、さらに煮豚もあって、これもなかなかの成功で妻や義姉にも好評だったのだが、酔っぱらったか写真を取り忘れたようだ。煮豚は、今年は普通に醤油やみりんで作った。去年まではドクターペッパーやコーラで煮てたんだけど。






最後は、うまく書けてる愛娘ザッキーの書き初め。「のこぎりくわがた」。…3歳2ヶ月だぜ?すごくないか?俺なんか6歳まで字書けなかったのに…。

ちなみにザッキーは、カタカナも読むしiPhoneでなら漢字も書く。俺はもう驚いちゃって、あちこちで自慢しちゃってますよ。



あと、ロスタイム的3連休をせめて満喫するべく、今日は寝よう。


2011年12月18日日曜日

たこ焼きが簡単過ぎる。いや、俺の才能かも知れない。

木曜くらいの夜中に衝動的にAmazonで購入したたこ焼き器が、今朝届いた。
衝動的と行っても、ずっと欲しいものリストに入れてあったのだ。ただ、妻がそんなもんはいらんと言うので買わなかった。

でも、俺は子供の頃からたこ焼きは大好物で、特に出来立てが大好きなのは当たり前で、しかし外では食い難い昨今、たった1500円で自宅でたこ焼きが作れるなら、こんな素晴らしいアイテムは無いだろう?






豪華な卓上焼き肉グリルに組み込まれたものから電気式の専用焼き器などいろいろあるが、単純にコンロに載せて使うものにした。何せ安いし、コンパクトで、火力は高いのだから言う事ないだろうと。とは言え、玄人が好む鉄製はチョイスせず、パール金属製のアルミにフッ素加工のもの。だって素人だもの。

ちなみにパール金属は、実用レベルで良い品質のものを低価格で出しておりコストパフォーマンスに優れるというのが俺の評価であり、今回も期待を裏切らなかった。


で、とにかく後は具材だけ調達して…ということで早速今日、トライしてみたのだが、これが驚きの大成功だったので、メモっておく。

まずは、たこ焼きの生地とはどんなものかということでネットでレシピを検索。いい世の中になったもので星の数ほどと言いたくなるほど大量のレシピが見つかるが、逆にそれが問題でもあり、いくつか流し読みして自分の好みに合うものを探した。

ちなみに、俺の好みのレシピ(味ではない)とは、「材料と仕込みが面倒臭くない」これに限る。

で、いくつかの気に入ったものから適当に脳内で再構築したレシピが以下だ。
  1. 薄力粉 70g
  2. 水 300cc
  3. 卵 1個
  4. ベーキングパウダー 3gくらい
  5. 粉末だし 水に対して標準の倍量(標準的使用量が600ccに半分、と書いてあるスティックの昆布だしを300ccに対して半分入れた)
これらをボウルで、泡立て器で混ぜておき、例のたこ焼き器を熱し、キッチンペーパーでサラダ油を雑に塗り(はじくのでどうせ上手く塗れない)、構え。

混ぜた生地に、刻んでおいたネギ、紅ショウガ、天かすを入れて、ぐるぐるっとして、お玉で生地を穴に満タンまで流し(先に具入れてしまってるから、満タン入れてしまう)、蛸を1つずつ穴にポンポンと。これで、蛸の分だけ生地が溢れる感じだ。

あとはしばし待って、箸(燃えても惜しくない安い木製のもの)で様子みつつ、可能になり次第、ひっくり返す。最初はそういうものかと思って1本でやってたが、大人しく2本使ったらすげえ効率良くなった。

回しながらはみ出たのを絡めとりつつ、焦げ目を見ながらちょいちょい様子見つつ…で、いい感じに外がカリッとしてきたら完成。

アオサとおかかとソースをかけて食ったら、まごう事なきたこ焼きであった。もちろん、冷凍のものより遥かに美味いし、自分としては銀だこ以上だ。…つうのも、銀だこは確かに美味いのだが、揚げたこ焼きなので、ちょっとくどいというか、スナック化しているというか。油がほとんど入らないたこ焼きでカリっとしてトロっとしているのは久しぶりで、ああ、たこ焼きってこんなんだったよなあ、と。

ただ、昼間からたこ焼きを楽しみにしていたザッキーは、何か期待はずれだったようなので、来週はちびっ子向けスペシャル蛸なしネギ無し生姜無したこ焼きを作ってやろうと思う。



あと、メモ。年末にはこれ。前にやった時は200度25分で実践した。

http://cookpad.com/recipe/470289

2010年8月28日土曜日

夏の贈り物

ガタン、とひとつ息をつくような揺れにふと顔を上げると、列車が目的地に到着したことをスクリーンが告げていた。

首都圏の通勤路線を走るこの列車は数年前に導入された最新型で、各車両に10個ほどあるドアそれぞれの上部に2つずつの高精細液晶スクリーンを備えていた。片方のスクリーンには到着する駅の名前やその先の駅までの予定時間などが適切なタイミングでアニメーション表示されており、もう一方のスクリーンは広告の動画を延々と映し出している。

自分が子供の頃の電車の車内には、デジタルな制御を感じさせるものは何一つ存在していなかったと思う。そもそも、少なくとも自分の周囲では、デジタルという言葉は液晶で時間を表示する腕時計の代名詞でしかなかった。電車の中にデジタルな存在を感じた最初の記憶は、小学校も終わる頃の夏休みに帰省で乗った"100系"の新幹線にデジタル表示の速度計があったぐらいだが、それとて「電光掲示板」と言った方が適切であろう、当時は興奮して眺めていたが今となっては原始的なものだった。

こういった電子機器の発展というものは、日進月歩などという月並みな表現では収まりきらないほどの勢いで進歩している。それでも、未だに列車は停止する時には大きく揺れて乗客を揺さぶるのだという事実に、質量と慣性を機械的に制御するという物理的な問題が、液晶パネルに情報を表示するという一見して高度で新しく見える技術以上に難しいものなのかも知れないと思う。

いや、しかしそれは、単に表面的な錯覚なのだろう。列車の揺れは、車両自体の機械的・電気的な制御技術の発展に加え、線路の構造自体の改良も加え、昔よりも速度を増しているにも関わらず格段に抑えられているはずだ。それはただ、結果としては程度の問題として体感されるため、漫然と乗ってその成果だけを無自覚に受け取る乗客にはわかりにくいというだけだろう。

同じように、簡単に目覚しく発展し、どんなことでも出来るかのように思える情報処理の世界も、ひとたびその技術でサービスを提供する側に身をおけば、これが迂遠な努力で少しずつ問題を解決する地味な作業の積み重ねであるということに気づくのだろう。

ふと、そんな思考が過ったのは一瞬のことだ。手元に開いていた「Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST」を閉じて、席を立った。

エアコンプレッサの軽い音とともにドアが開き、昼前のホームへ降りる。

異なる温度と密度に支配された空間へと踏み出す。この不連続な変化は、ある意味でデジタルだ。

巨大な蓄熱器と化した高層ビル群に囲まれた都心の空気は、熱く、乾いている。熱いというのは文字通りで、これはひょっとして体温よりも高いのではないかと錯覚する。いや、錯覚ではない可能性が大きい。
しかし乾いているというのは比喩で、実際にはからりと気持ちいいようなものでもなく、しかし田舎の夏のような、樹々や青草や土を感じさせる密度もまたないという程度の意味だ。

蝉時雨ならぬいつも通りの騒音、つまり主に車両の走行音とビル風の音、場違いで空々しい長閑さを振りまく信号機のメロディなどの中、立体的な駅の改札を抜けて地上へと階段を下りると、アスファルトとコンクリートの照り返しがまぶしく、目を細めながら暑さに融けそうな体を引きずるように歩けば、無駄に外壁を鏡面仕上げにしているビルの前で太陽光線が倍量になり、きっと熱力学の計算どおりなのであろう輻射熱によって、きっと赤道直下でもそうは味わえないであろう暑さを体感できる。


暑い。


そう、今年の夏はとりわけ暑い。地球上の大気に二酸化炭素が増えたせい、ではないと思う。そういう問題以前に、端的に暑い日が続いている。早い話がこの夏はよく晴れているのだ。首都圏で空気を温めているのは大気中の二酸化炭素よりも地上の構造物だろう。

しかし、理由がどうであろうとなかろうと、暑いという事実は変わらない。理由がわかっても、それで納得して暑さに耐えられるようになるわけではないので、この場合は暑い理由が地球規模の大気環境の変化にあるか、局地的な地上の構造的な環境変化にあるか、それらの相互関係はどうなのか、考えるだけ無駄だ。だから考えるのはやめよう。

とにかくこの暑さで、最近は食欲まで落ちている。熱いものは食べたくないし、しかし冷たいものを食べて、汗をかいてオフィスに戻り、湿った衣服を冷房で冷やされるとこれはもう確実といっても差し支えない確率で腹に不調を来たし、その一方でオフィスの空調は大雑把で、"エコ"運転において南側窓際の自分の席は30度近く、そんな中で生活していれば日々確実に体力が削られていくのは必然であった。

しかしこんな時こそ何か栄養を摂らねばならない。ふと、駅前の串焼き屋が、ランチ営業でうなぎの蒲焼きを出していたことを思い出した。

うなぎか。

うな丼ならば食べてもいいか。夏のスタミナ源としてのウナギの位置づけはやや民間信仰じみているけども、ビタミンAがとりわけ豊富なのは確かだから、1日中液晶モニターで細かい文字を追って目を酷使している自分のようなエンジニアにはうってつけだろう。

今日の昼には、うなぎでも食べるのも悪くない。そう思いながらオフィスへの10分ほどの道のりを歩く。出社時間が11時であるため、既に朝とは言えない高さまで十分に昇り切った太陽が、ありがたくもないやる気を全開にして地上を焦がすことに専心している。

ようやく、オフィスに辿り着いた。数十人の人間と100台以上のパソコンとエアコンの、熱を巡るハルマゲドンの中で、自分は知恵熱でも出なければいいが(知恵熱は誤用するのがポイントだ)。





暑い。

夜中にタイマー設定したエアコンはとっくに切れていた。連日の熱帯夜、今日も朝から室温は30度を超えている。
すっきりと目覚めたわけではないが、これ以上布団に転がっていても暑苦しいだけなので、渋々と寝床を抜け出し、洗面所へ向かう。

蛇口を捻って、温い水で口をゆすぎ、顔を洗う。最近は水もすっかり温く、加温しないでもシャワーを浴びることが出来るくらいだ。

結局、昨日の昼にうな丼を食べることは出来なかった。オフィスに到着してしまえば仕事はいくらやってもやりきれないだけの量が、どこの食べ放題や飲み放題、乗り放題よりも気前良くやり放題できるように用意されており、その実このやり放題の権利は限界まで行使することが義務づけられている不思議な権利であるため、昼食の時間も惜しく、また、炎天下の昼下がりに駅前まで歩いていく元気も残っているはずもなく、オフィスビルの1階にあるコンビニのパンと牛乳で食事を済ませたのだった。

そのまま夜まで働き、自宅に着いたのは日付が変わる頃。寝る前にたくさん食べると眠れなくなるので、夜は食パンとチーズ、それにビール。

うなぎとは何の縁もない味気ない食生活だ。しかしやはり、もはや日常的に脳髄が茹だっており、食べるということさえ億劫なのだ。いざ、うなぎを食す。という気力もない。


朝食も、多くの場合はトーストを1枚とコーヒー程度だ。

だが、今日は違った。

茶碗に白米。それに、冗談のように行儀よく、大粒の梅干しが乗せてある。




そう言えば先日、今は紀伊にいる旧い友人から、南高梅が送られてきたのだった。

南部(みなべ)高校、あるいは南部の高田梅にその名をいただき、今や知らぬ人のない梅干しのトップブランドとなった南高梅。

大きく柔らかい果実もさることながら、その加工も絶妙だ。いただいたものは蜂蜜を使ったタイプのものでありながらけっして甘すぎず、そのままでも美味しいしご飯にも合う。

大きな粒を一口で頬張ると、軽やかな酸味と甘み、梅の香りが広がり、つつっと箸が進み飯をたいらげた。梅干しとともに食べると、飯は甘く感じる。

梅干しが疲労回復によいとされるのは、ひとつにはその食欲増進の作用にもある。梅干し自体ではなく、食欲の増進によって結果的に梅干しが持つ以上の栄養を摂れるということだ。とは言え、クエン酸を始めとした疲労回復に役立つ栄養素が梅干しには豊富に備わっているのもまた事実。甘い良薬だ。

軽く冷えた麦茶を飲み干して、今日も暑い1日が始まる。今日の昼は、うな丼を食べにも行ける気がした。



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梅干しを送ってくれた友人が、それをネタにブログに書けとわざわざメールで指示をしてきてくれやがったので、「もらった梅干しを食べたら美味かった」という話を目一杯引き延ばして書いてみた。もうちょっとネタがあったんだけど、さすがに面倒くさくなったのでこのくらいで。

…さて、梅干しを肴に酒でも飲むか。


2010年6月22日火曜日

アボカドチーズバーガー

まあ、うまい。

最近、オフィス街の定番「玉子屋」が残り物?を叩き売りにきてくれるので、昼飯が楽だ。
なんでもよそで売れ残ったものを持って来ているとかで、ちょっと冷めてるのと引き換えに300円とお安くなっている。
うちの会社はフレックスなので昼飯がみな遅く、しかもSEばかりなのでズボラが多く、ビルから出ないで変える激安日替わり弁当は飛ぶように売れている。で、今日は俺が飯を食おうと思った時には売り切れていた。

仕方ないから外に出たが、牛丼でもなし蕎麦でもなし、焼き肉や寿司というほどガッツリな気分でなし…とブラブラと歩き始めたら、国道沿いに移動販売の小洒落たハンバーガーショップが。

…何かいかにも割高そうだぜ…と思ったがハンバーガーは好きだし面白そうなので買ってみた。

アボカドチーズバーガー。結構、アボカドがたっぷり挟まってる。

具が多いのでそこそこ食い応えがあり、しかしアボカドは爽やかで、葉っぱもフレッシュでなかなか美味かった。だが欲を言えば俺にはもう少し肉っぽさが必要であった。しつこいくらいが丁度いい。

ただ、これ1つで550円。道路の向かいのすき家でうな丼食えそうな値段だ。まあ、ロウエンド側のうな丼とハイエンド側のハンバーガーと、同じ値段でどっちが満足度が高いかは…、少なくとも今日に限ってはハンバーガーだったかな。



2010年4月8日木曜日

日本酒のツマミって何だ

2010年の俺は日本酒を飲むようになったあたりがフレッシュだ。

正月に飲んだ浦霞が美味かったので、その後べたに越乃寒梅を飲んだら美味かった。ので、再び浦霞を買って来た。純米。やはりこれも美味い。

ところが困るのはつまみだ。

俺は、毎日帰宅が遅いが、帰ってからほぼ欠かさず飲む。飲むといっても少しだからアル中とかではないぞ。

缶ビール1本と、ロックでウイスキーを1杯くらい。

缶ビールは飯(夜食程度だが)のお伴だ。ウイスキーはだいたい、ミックスナッツを摘みつつ飲んでる。ところで、日本酒を飲む時は何を摘めばいいのだろうか。

休日なら、普通に飯と一緒に飲む。飯というか、刺身とかそういうものと。

でも平日夜は、基本的にそういうのは無いので、何をお伴にすればいいのか…ちなみに今は、冷蔵庫で発見した煮干で飲んでた…食べる用の煮干ね。

なんか、豆みたいにほんのちょっと摘めるいいつまみないのかなあ。梅干し?ちょっと違うなあ…。

2010年3月14日日曜日

カリフォルニアバーガー

食った。
マクドナルドのビッグアメリカバーガーシリーズね。

俺は、

 テキサス<ニューヨーク<カリフォルニア。

という序列を付けた。

だいぶ美味い。これずっと売ってればいいのに。

…ちなみにハワイアンは選考対象外。パイナップルが挟まってたら是非食いたかったが、ロコモコ調だったから興味湧かなかった。

2010年1月5日火曜日

ドリトスの塩味がうまい

いや唐突だけど。

ドンタコスじゃないよドリトス。ドリトスはドンタコスなんかよりずっと歴史があるんだから。たまに逆だと思ってる人いるけど。俺はドリトスは20年以上前から「ベスト・オブ・スナック」の1つに数えている。

ちなみに、他のベスツの例は「元祖たこやくん」だ。現在は「たこ焼き亭」で、これもウマいがオタフクソースとコラボしたためかかつてより甘くなった気がする。俺はたこやきくんの味の方が好きだった…というくらいに、フリトレー派なのが俺だ。

で、そのドンタコスの塩味というのを年末年始に食っていた。普通、ナチョチーズ or メキシカンタコス味だよな?でも塩味があったのだ。原産国オーストラリアと書いてあし、パッケージは英語だらけだから国内では普通には流通させてないものだろう。逆輸入車みたいな。

俺は輸入菓子マニアでもないのでそんな存在は知らなかったのだが、年末に会社の納会ということで会議室で軽く飲んで、その時に用意されたお菓子の中にこれを見つけ、未開封だったので持って帰ったというのが入手の経緯だ。

で、休み中、そういやこんなのあったわと、嫁と一緒にバリバリと食ってみたら…うまいよコレ!コーンの味がストレートに生きている。「トルティアチップス」の原点回帰。

これ普通に売ってくれたら俺は昼飯にしてもいいんだけど。学生時代はナチョチーズ味を昼飯にしたりしてたが、今の俺にはアレを一袋は強烈過ぎるし。この塩味ならばいける。

販売希望とフリトレーにメールを書きたいくらいだ。皆さんももし発見したら、ちょっと袋でかいけど迷わず買って試すがよろしい。

2009年12月23日水曜日

ITDON《あいてぃーどん》

クイック&マーベラスかつチープなオリジナルレサピーシリーズ。
晩飯抜き深夜残業のハードコーディングもといハードコアなIT戦士のための丼を紹介するぞ。

材料:冷凍白飯、マーガリン、旨味調味料、ホワイトペッパー、ドライパセリ末。

作り方:材料と写真見たらわかるよね?


ちなみに俺はのはプレミアムタイプなので小岩井マーガリンにギャバンのパセリだ。

確実に旨いよ。忙しい朝にも夜にもお薦めだ。


…いやね。ちゃんと妻がチキンのトマト煮みたいの用意してくれてんだけど、25時だとあまり食えなくて。でも空腹だし。

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上記、携帯投稿だったので短く書いたのだが、補足。

一瞬微妙に思われる組み合わせだが、団塊世代のご馳走?であるバター飯をさらにチープにしたものであるので、意外と伝統の系譜を持つレシピだ。

マーガリンと味の素&胡椒でより洋風に仕上げるため、これだけで食うと確かに寂しいのだが、おかずのメインが洋風な肉料理である場合などは、相性抜群な上にただの白飯よりは豪華な感じにもなるので、試す価値ありだ。

ちなみにマーガリンの量は好きずきだが、自分が食パン1枚に塗る量を目安にすればいいだろう。

2009年12月5日土曜日

続 ミルコーラ

前回、コーラの牛乳割りを紹介した。

気が抜けたコーラの方がベターということが判明した。

我が家はコーラの1.5Lボトルを空けるのに何日かかかってしまうので、いつも気の抜けたコーラで飲んでいたのだが、今日はたまたま開栓直後のコーラを牛乳で割った。

すると、写真のように実にリッチな泡立ちが得られたわけだが、これが…まずい。炭酸の酸とミルクのタンパク質が反応してしまったのだろう。ミルクレモンティー系の不味さだ。

なので、コーラを牛乳で割る場合、コーラは気が抜けて微炭酸になっているのがベスト(少しは凝固があるが、それは無視できる)。完全に気が抜けたコーラでも、フレーバー付きアイスミルクみたいで悪くないが、やはり少しは炭酸が残ってる方がいい。

2009年8月13日木曜日

メカジキの唐揚げ

メカジキの切り身をどうして食おうかということで、ふと思いついて、ネット検索したレシピをいくつかミックスして適当に作ったら結構いけたので、メモる。

  1. 小皿にオリーブオイルを大さじ2くらい
  2. ニンニクひと欠片を擦って入れ、
  3. クレージーソルトを小さじ半分程度と黒胡椒を適当に添加し、
  4. ビニールにメカジキの切り身を入れ、上記のタレを入れ、適当に馴染ませしばし放置。
  5. ビニールに、小麦粉を適当に追加し、膨らませて口をしっかり掴み、振る(と粉が満遍なく付く)。
  6. 170度くらいの油で5分くらい揚げたら、

メカジキの唐揚げの出来上がりだー。

なんとなくついでに、バジルの乾燥末を振って食った。


つうか、本当は市販の唐揚げ粉でやりたかったのだが、なかったので仕方なくこうしたのであって、。

が、思った以上にうまい。味薄めだったので、マヨネーズでもかけて葉っぱ類とパンに挟んでサンドを作ったら美味いかもしれない。そのままつまみにするなら、塩は倍量だな。

が、俺としては、これを次回は、ニジマスのブツ切りでやりたいのだ。

マス類を釣るたびに、調理が面倒で放流してしまうが、たまには食いたい。
特に、最近の管理釣り場のニジマスはスーパーで売っているものよりよほど奇麗で美味そうなのだが、いかんせんデカくて塩焼きには向かない。

それで、別の簡単な食い方を検討していたのだが、今日の唐揚げはそのリハーサルと言えよう。これで、いつでも魚から揚げを作れる自信を得たので、今度の釣りにはクーラーを持ってこう。

2009年2月15日日曜日

安い蕎麦とて

安いなりに美味いの不味いのあるわけで。

会社の最寄り駅、田町の改札近くには蕎麦屋が2軒並んでいる。

いずれもチェーンで、一応椅子が無いでもないが、限りなく立ち食いに近い店だ。

俺はそばが好きなので、そのうちの片方、「名代後楽そば」なる店をよく利用していた。ここは、十割そばが売りだが、かき揚げを付けてもワンコインでお釣りがくる店に、過剰な期待はしていない。

それでも、どこの立ち食いそばにも書いてあり、ほぼ間違いなく嘘である「打ち立て茹でたて揚げたて」が、この店ではほぼ事実だったので、ワンコインにしては十分過ぎる程度に美味く、しょっちゅう食っていたのだ。


で、最近は家で飯を食っていたためご無沙汰だったのだが、先日久しぶりに寄り、掻き揚げセイロを食った。




ところがだ。


いつも夜の時間帯に行くと、若干いかついが威勢のいいアンチャン風の人がしきっていたのだが、人が入れ替わったらしく、眼鏡のおっさんに代わっていた。まあ、風貌はどうでもよい。

問題は、だ。

まず麺が、やっこくてヌルい。思うに、茹で過ぎというよりは、茹でてから時間がたっているのだ。つまり、客がたいして来てない時に作り置きしやがったわけじゃないだろうか。

そして、掻き揚げ。やけに早く出るなと思ったら、これも作り置きしてやがった。以前のアンチャンは、いつも注文が入ってから揚げていたから、サクッとした揚げたてだったのに。作り置きで冷めてて、しかも衣が厚ぼったくなっていて裏側がべっちゃりしていたので、もたれるから半分で止めた。

そして、薬味ネギが椀から溢れて横に数欠片張り付いていた。ぴろんと。味には関係ないが気分は悪い。

さらに、端っこの席に座ったのだが、何か生臭かった。以前はそんな風に感じたことないのだが。水回りの淀んだ匂いで、掃除が行き届いていないのだなと思った。


ま、どこまでが人のせいでどこからが偶然か、それはよくわからない。

だが、もう行かね。

と、そう思った。

きっと商売なんてのはそんなもんだと思う。瑣末なことが、積み重なって成果を変える。

俺は小売りでも飲食業でもないが、気をつけよう。「このくらいなら」という手抜きは、消費者には確り伝わると。