2009年12月31日木曜日

MacBookで画像をマニアックにいじる。タダで。

…てなことをしようとすると、ソフトがいるわけだ。

iPhotoがあるって?いやアレはダメだ。ダメじゃないけど。フォトライブラリとしては極めて優秀と思うが、フォトレタッチソフトではない。レタッチ機能が最近かなり強化されているとは謂えども。

で、そんな場合、俺は過去にはもちろんPhotoShopを使っていた。が、今のMacBookに入るバージョンを持っていないのだ。PowerPC用のとWindows用のはあるのだが。

で、久々に画像を弄ろうと思って困ったので、ああそうだと、Gimp2を使うことにした。

http://www.gimp.org/



…まえにも書いたかな?まあいいや。

Gimpはオープンソースの画像編集ソフトで、MacBook(OS X)を含む各種プラットフォームで動作する上に、タダだ。ロハだ!無料だ!

無料ではあるが、機能はかなりPhotoShop的だ。レイヤーやマスク、パス、各種色変換、フィルター…およその機能はある。つうか何か足りないものあったっけ?だ。


ただ、X11ウィンドウシステム(Mac OS Xのコアの部分であるUNIXの本来のGUI)上で動くためかどうか知らないが、その他のMacのアプリケーションと微妙に動きが違うし、もっさりしている。ウィンドウがいつも画面からはみ出て表示されるなどの不備もあったりする。

特に、⌘、control、optionといったキーの使い方が、いちいちAppleの慣習と違っていて戸惑う。まあ戸惑うだけだ。適当にやってればそのうちわかって来るレベルではある。


機能自体は、PhotoShopを使ったことがあれば機能のほとんどは直感的に理解可能だが、これまたビミョー…に、ズレてたり不親切だったりするところがあるのでたまに罠に嵌ってイライラすることもあるが、これもまあ慣れだろう。


何せPhotoShopは7万円とかする(1万円くらいのはここでの比較対象じゃない)のにGimpはタダだ。多少のアレコレは我慢しなければならない。

ま、そんなこんなで初めて真面目にGimpを使ったのだが、結論としてはまあ、イケる。うん。

やったのは、ま、年賀状を作っただけなんだけど。

色白でとても可愛い我が1歳の娘(親バカ)の写真を使いつつ、且つオシャレっぽい年賀状をという、極めてありきたりでありつつそれでいてそれだからこそ難易度の高い妻からの要求に応えるべく。

娘が公園で枝持って歩いている写真があったので、それをまず切り抜いた。背景はただの公園だから印刷してもインクの無駄だ。

切り抜きの手順は、まあアマチュアですしGimpは言った通り使ったの初めてですし、これが最適とは言わないが、Gimpでどんなことが出来るかの参考程度に書いてみる。

  1. 近似色選択ツールで適当にやれるだけやる(背景と娘の境界を拾えるように)
  2. クイックマスク(Shift + Qで切り替わるので便利だ)で、もうちょっとちゃんと切り抜く。タブレットを使ったが、そう繊細な作業はしてないのでトラックパッドでも出来る程度だ。
  3. 雑な切り抜きを誤摩化すために、「選択範囲を拡大」したり「縮小」したりする。拡大して縮小すると図形によっては必ずしも元に戻らない。結果、選択範囲のエッジが多少滑らかになる(PhotoShopなら最初からそういうコマンドがいくつかあったが)。
  4. さらに選択範囲をぼかして誤摩化す。クイックマスクで作業した方がよい。
  5. いい案配で選択できたらアルファチャンネルに保存しておくと便利だ(選択範囲メニューにある)。後で、使えることがある。たまに。
  6. 選択範囲を使って、とりあえず背景を消す。
  7. 新規レイヤーに、ネットで拾った虎画像を張りつけ
  8. 拡大縮小で娘と縮尺を合わせ
  9. 虎も娘同様に選択で切り出して背景を消して
  10. それぞれ、色変換(ポスタリゼーション)でイラスト風にする。元の画像の品質がバラバラだから、虎と娘の設定は値を揃えず個別に調整した。
  11. 虎と娘のレイヤーを統合し、フィルター(油絵)でさらに絵画風にする。このとき、服や毛並みが十分に”絵”になる強度でフィルターを使うと、顔のディティールが潰れてしまう。ので、クイックマスクで、不透明度50%のぼやけたブラシを使い、娘の目と口、虎の目のあたりだけ油絵フィルターがかからないようにした。
  12. すっかり写真ではなくイラストになった虎と娘が連れ立って歩いてる様はなかなか可愛いと自己満足。
  13. 興が乗ってきたのでさらに、レイヤーを上に追加して、パターンブラシ(モジャモジャしたパターン)で描画色をパターン(葉っぱ)にして、虎と娘の足下に影を付ける。葉っぱの色調を服に合わせてブルーグリーンにしてメルヘン風味を加味しつつ靴のすぐ下には焼き込みツールでさらに影を付ける。
  14. パスで3本、娘が手にした木の枝から流線を描く。新しいレイヤーにインクツールでパスにストロークを描く(ペンより太さの変化が自然だ)。描いたストロークは淡くして調整したあと、描画色を色相だけピンク系に変え、透明へのグラデーションを適用する。透明部分の保護をしておけば、流線部分にだけグラデーションは適用できる。
  15. せっかくなので、♪なんか散らしてみる。これもレイヤーを追加し、パスをくねくねっと引き、文字ツールで音符の羅列を描いた後、文字ツールパレットの「パスに沿って」みたいな機能を使う。
  16. 最後に、 Happy New Yearとか描いて、フィルターからドロップシャドウを(あくまで上品に)設定。ドロップシャドウは、一瞬それとわからないレベルが鉄則だと何かで読んだ。

あれ。切り抜きだけじゃなく全編行ってしまった。まあいいか。

一応、出来た作品も。ま、プログラマというのは画像編集ソフトの使い方は知っていても使いこなすためのセンスはない、というのは非常によくあることなので、そういうのは多めに見てくれ。


…俺は自分の写真がインターネットに載るのはあまり抵抗がない方だが、どうも娘のは抵抗あるので虎部分あたりだけ。

作っていて、これはテクニックだなと思った部分がひとつ。

俺が使ったGimpは2.6.6だが、テキストツールで文字を入力するとき、日本語が打てなかった。

しかし、試してみるとテキストエディタなどに打っておいてコピー&ペーストすればちゃんと日本語も扱えることがわかった。

が、ここにもう一段罠があり、Gimpのテキスト入力欄にカーソルを合わせてコマンドPを押してもペーストできない。だが、control+クリックでコンテクストメニューを表示し、「貼付け」を選択すればペーストできる。

こういう微妙な罠がたくさんあって苛つくかも知れないが、左記のように失敗写真を奇麗にするんじゃなくて写真を素材にして別物の絵を作るには、iPhotoじゃなくてGimpが必要だ。

…とは言え、正直言って、買えるならPhotoShopを買う方がいいだろう…両者の間には超えられない壁を感じた…。

しかし、久しぶりに画像をいじったらなかなか面白かったなあ。たまにはまた何か描いてみてもいいかも知れない。

2009年12月30日水曜日

今日から冬休みだから

今年一年を振り返ってみよう。

ネタでなく普通に。

えーと。

家庭。

まず、娘が育った。
正月には仰向けに転がってるだけの娘が顔を少しクシャっとさせただけで「笑うようになった!」とか喜んでいた気がするが、今や地団駄を踏みながら怒ったり、ブヒャブヒャ笑ったり、最近は「あは」と笑うようになった。徐々に笑いのバリエーションが生理的なものから意識的なものに変わっている。靴も履いて外で遊ぶし階段も上る。赤子から幼児へと育ってしまった。嬉しいと同時にすでに寂しさも。

いきなり親バカで、子どもが出来たら自分はきっとそうなるだろうと思っていたが見事なまでに予想通りで笑える。

妻は娘の世話で閉じこもりきりだが、もともとが出不精なところもあるので「社会と隔絶された!」と騒いだりしないのでありがたい。もともと、付き合う前から、「メキシコあたりに失踪して誰にも知られず暮らしたい」とか言ってたことあったしな…。

とは言え来年は、娘ももうちょっと遠くに出かけられるようにもなるだろうから、家族で遊びにも行けるだろうか。楽しみだ。


仕事。

忙しい。しかしそれは今年に始まったことでなく、もうずっと忙しい。家で晩飯作って食っていた時代があったのが良く思い出せないくらい。

仕事の内容は変化しつつある。
相変わらずWebアプリの開発をしているわけだが、いろいろと微妙に変わった。面白くもなってきたが、プレッシャーは高い。
ただ、他人からそう言われても自覚もなくむしろ逆と思っていたのだが、俺はやはり仕事のプレッシャーやストレスへの耐性は高めなのかも知れないと感じ始めた一年でもあった。
「試合に弱い」タイプなので、俺はプレッシャーに弱いとずっと思っていたのだが、どうも、一発勝負で瞬間的に体力を使う競技のようなものと、仕事のプレッシャーのような継続的にじわじわと精神に来るものでは、考えれば当然だがぜんぜん違うということだろうか。


もうひとつ、実は俺は仕事が嫌いじゃないらしいとようやく気づいた。子どもの頃からずっと、働きたくないとばかり考えていた。人生の長い時間を仕事や、その前振りの勉強に奪われるのは、苦しいことであり、不幸なことで、しかし我慢して歳をとらねばならないのだと、ずっとそう考えていた。

それは、労働は搾取だというようなことばかり言って、会社をサボって釣りに行ったりしていた父親の影響だったかも知れない。

自分が就職してからも、大学での専攻とは無関係な業界で、成り行きでエンジニアになり、状況に流されてこんな仕事をしているだけで、賃金を貰うために労働をしているという意識でいた。

今の会社に入ってから、不満も多いがその意識は変化しはじめて、それが今年あたりで、明確に自覚的に転換された気がする。

どうも俺は仕事が意外と好きだ。「仕事が生き甲斐」とかって話じゃない。仕事でやってる作業が、業務を様々なレベルで抽象化してシステム化する、よりエレガントなロジックを考える、そういう作業が、嫌いじゃない。

思えば、昔から友達にも、話が理屈っぽいという評価とともに、抽象的だとか、無駄に一般化するとかいう指摘もされていた気がする。
幼い頃、父親にこっぴどく叱られて納得できない時、学習机で夜中、涙ながらに父親の説教の論理をの図表にして矛盾を探した覚えもある。いろいろ描いて親父の理屈に矛盾を見つけたと思った時、勝利した気がして晴れ晴れしたのを覚えている。

今、顧客の要望を聞いてフローチャートのような図をあれこれ作って整理する作業は、それに似ている。もちろん、泣きながらはやらないが。

そうやって問題を整理をしたい欲求を本来、自分は持っているようで、その欲求を満たせるのだから、確かに面白いのだ。

仕事の内容自体が面白いと思えるという状況はなかなか幸せだろう。いつまでこの状況かわからないが、まあ可能な限りは楽しませてもらうとしよう。上手く行けば給料は後から着いて来る。

入社時は10人いなかった会社が育ってきてしまっていて、それにともない鬱陶しい面倒事も増えているが、それはまだまだなんとでもなるか。


趣味

釣りは、今年は少なかったなあ。しかし箒川や日光湯川など、いい場所にも行ったので、まあ悪くない。
心残りとしては、キャンプでもう1回やりたかった。

あと、実は山登りがしたいと思っていたのだが。2、3時間程度で頂上着くヤツでいいから。でも、機会を作れなかった。来年はやりたいなあ。


健康診断

今日結果をもらったら「要精密検査」だった。まあ、珍しくもないコレステロール云々だ。

もともと肉好きなのに、会社の近くの和幸が弁当を午後にセールしてたりするから、週3回くらいトンカツ食ってたり、子どもが出来てから規則正しい生活をするようになった妻が晩飯を作っておいてくれるから毎日25時頃に食事してたり、運動量がますます減っていたり、そういうのが良くないか。

作り置きの飯は朝に食うとして晩飯は会社で食っておくかなあ。


運動

プールに週1回くらい行こうと思ったのに、最初の1回しか行ってねえ。
空手の道場通いは続けているが、週に0.5回がいいところ。

…これじゃダメだ。

来年は道場はせめて道場とプールの合計で週2回以上はやりたい。…が、そういうフレキシブルな目標はコケやすい気がするな…。ともかく、4、5kgは体重を落とせるはずなので、そうしたい。絶食でじゃなく運動量の増加でね。


早寝早起き

挫折した。リアルタイムで挫折中。
昼夜逆転には何も良い事がないと思う。改めよう。…正月が明けたら。

じゃ、そろそろ寝るか。明日から5連休か…短けえな。

2009年12月29日火曜日

オブジェクト指向で”涼宮ハルヒの憂鬱”

以前に読んで面白いなと思ったライトノベルだ。

シリーズ化されているものの表紙が常に美少女で三十路男には買い難いことこの上なかったのだが、話自体は驚くほどエロがなく、変わりにSF要素が強いので、ライトなのは間違いないが、なかなか楽しめた。

ま、とは言っても、続きも出ないし、あくまでも「前に読んだ」で終わっていたのだが、最近、Youtubeを見ていてたまたま、過去に部分的にアニメ化されたその続きが映画になるというのを知った。

見てみたい気がするが劇場に足を運ぶ勇気は出せそうにない…。

だからと言う訳ではないが、その映画化されるあたりの話に近いところのいくつかの事柄をJavaを想定してクラスとしてモデリングしてみた。UMLで書けばより良いのかも知れないが、正直ちゃんと知らないし、まあ面倒でもあるので、まあ書式は感覚的なもので。

とは言え…。

自分で言うのも何だが、俺はいったいなぜこんなことを書いたのかがわからない。もちろんネタと言えばネタなんだが、一般的に通じるとも思えず、マニア向けにもさほど面白いとも思えず。



より正直に言えば、ふとネタとして思いついた時は、5行程度でまとめる気分だったのだが、なんか育ってしまって、途中から自分でもバカだなと思いつつ、不思議と止められず…。

まあ。以下、そういうわけでのネタです。

   *   *   *   

なんとなく”インターフェース”な長門をinterfaceとしたくなるが、同じポジションで少し仕様が違う朝倉などもいるので、ちょっと違う。


統合宇宙思念体
class DataOvermind
+ getInstance() : DataOvermind
- createDataEntity() :

これはまず間違いなくシングルトンモデルだろう。


統合宇宙思念体の対外インターフェース
interface DataOvermindCommunicator


対有機体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース向けの実装
class DataEntityCore implements DataOvermindCommunicator //例 前期長門
class SequentialDataEntityCore implements DataOvermindCommunicator //例 後期長門


対有機体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース(DataEntity)
class DataEntity
- DataOvermindCommunicator

DataEntityという訳語は英語のWikipediaから。

主流派
abstract class DominantDataEntity extends DataEntity

急進派
abstract class RadicalDataEntity extends DataEntity

enumで派閥を表しても良いのかも知れないが、DataEntityの派閥は生成後には変わらないようだし、振る舞いにも少し差があるのかなということで、サブクラスでタイプコードを表現してみた。

class Nagato extends DominantDataEntity

class Kimidori extends DominantDataEntity (?)

インスタンスではなくクラスが違うと思う。また長門のインスタンスが複数あるという考えはストーリーから察して受け入れ易くもある。下記の喜緑も。

class Asakura extends RadicalDataEntity

人間
abstract class Human
+ enableTPDD()

キョン
class Kyon extends Human

みくる
class Mikuru extends Human

TPDD
class TPDD

TPDDは一応コンポジションで持つ。enableでフラグが立つのかも知れないが、enableされる前はNULLなのかも知れないと。

----

ここで、キョンとみくるは本質的に同じだがenableTPDD()されたインスタンスか否かが違う。

問題なのは、「涼宮ハルヒの消失」の最後の場面では、KyonがDataOvermindCommunicatorインターフェース経由でアクセスという原則を超えて、DataOvermindを操作(圧力をかける)しようとしたこと。

これは、喩えれば、

class Kyon ... {
...
void claimFor(DataEntity dataEntity){
...
dataEntity.getDataOvermindCommunicator().sendMessage(message);
...
}
...
}

のようなことで、責務を超えてカプセル化の原則に背いているのではないか。


ただ、実際には直接通信したわけじゃないから、Kyonの上記コードは

dataEntity.relayToBoss(message);

で、DataEntity#relayToBoss(Message message)内部にて

this.dataOrvermindCommunicator.sendMessage(message);

になるのかも知れず、それならまあいいのか。とも。


ただいずれにしても、インターフェースの向こう、直接操作しているクラスの向こうに干渉しようとするのはクラス設計上は良くないはずなのだが、そういう「良くないこと」をするからドラマとして盛り上がるのである。

ただ、俺は自分の仕事で無駄にドラマ(とりわけ困難に関わる)を感じたくないから、良くなくない設計を目指さねばならない。







2009年12月27日日曜日

日記 インターネッツ時代というのは…

…インターネットという言葉を使った時点で既に古臭く感じるほどの変化は相変わらず続いているのだろうが、インターネットというのは、根本的に「2.0」のようなバズワードとは違うということは理解しておかなければならない。

それはさておき、ただの日記をブログってみる。

まず1つ。

Wikipediaに寄付してみた。

クレジットカードでね。ポンと。漱石一枚というケチさだけど。…選択肢が確か、2万円、7000円、3000円、その他だったのにね。でも米国の寄付なんか1USD とか結構あるから俺なんか大盤振る舞いな方だろ?

まあ、会社でWikipediaを見ない日はまず無いと言っていいほど、つうか実際、常に画面開きっぱなしで数十分に一度くらいは何か調べているから、本当はもっと払っても良い気がするくらいだ。

が、まあケチだろうと何だろうと、こんな寄付の積み重ねがあのサイトを維持するのだと言うならば、少しくらいの役には立てたろうと。




次、2つ目の話。

デジタルムービーカムを買おうかと思い始めた。

愛娘を撮影するためだ。

多くは、子どもが出来ると生まれる前にデジタルビデオカメラを買うのが定番なのかも知れない。が、ウチは、妻と話していて、「生まれて来る所なんか撮影して見せるもんじゃねえよなあ?」とか「結局、赤子の日常なんか可愛い可愛いって撮っても、後で見て何か面白いもんでもないよなあ?」とまあそんな話で、買わなかった。必要になればいつでもその日のうちに買えるんだし。

で、これまで来たのだが、どうも最近、愛娘ひこざきの素振りが可愛くて仕方なく、動画が撮りたくなって来た。ろくな絵にはならんだろうが撮りたいのだ。

…と、思ったが、そもそも写真も十分撮ってないのにカメラだけあっても…とまだ迷っている…。とりあえず明日、デジカメのムービー機能を目一杯使って撮ってみよう…それで不満だったら即、アマゾンのウィッシュリストに入れてあるのを買おう。


と、そのアマゾンでムービーカムを探していて驚いた、というのが今日の日記の本題。

「ボタン型ビデオカメラ」「ペン型ビデオカメラ」「腕時計型ビデオカメラ」なんてものが、結構安価に売られているのね。

しかも、結構よく出来ているようだ。面白いって言えば面白いが、これは…。

一応、能書きには、咄嗟の取材チャンスに、とか厳粛な会議の記録も違和感なく撮影、とか、よく考えたなというようなシチュエーションが記載されているが…。






…あきらかに、ねえ?

もちろん、単なるガジェット好きや、何か特別だが真っ当な用途や価値観にマッチすることもあるだろうが…。

「この商品を買った人はこちらの商品も買っています」みたいなリコメンドの内容や、レビューを辿った先から判断すると、こういった「撮影していることが周囲にバレないカメラ」を買っている人は、いくつもそれらを試していることがしばしばあるようだ、ということ。

なぜそこまで周囲にバレずに撮影しなければならないのか、どこかの国の諜報部員なのか何なのか、周囲にバレたら捕まるような状況で撮影をしなければならないのだろう。

道具に罪はない。とは言え、煩悩の多い男には誘惑が多く生き難い時代と言えるかも知れないなと。

いや。俺は人生賭けるほどの価値を、パンツ画像撮影に見出す感覚はそもそも解せないけど。

2009年12月25日金曜日

メーリークリスマース!

昼飯に職場近くのスーパーでチキンとパンを買ってみたぞ。
大丸ピーコックは高いな。これで合計700円くらいだ。
…あ?ランチにしては安い?

チキン下の名著Effective Javaがハードコアな感じだ。もちろん今日も残業。

2009年12月24日木曜日

ユニオン ウスターソース

ペンギン印のユニオンソース。
かなり気に入っているのだが、ちょっとハイソなスーパーか精肉店など、売ってるところが限られていてしばらく見つからなかった。
が、今日はまあクリスマス的な惣菜でも調達するかとカブでひとつ走り大丸スーパーに行ったので探したら発見した。ヤッホー!これで年末年始は揚げ物ウマイ。

ウスターソースはカレーやシチューその他料理の調味料にも使えるし良い。
揚げ物を中濃やトンカツソース(オタフク論外)でしか食ったことない人は今年中にウスターソースを買おう。人生を損してると思うぞ。

ちなみに俺が好きなソースは、

ユニオンウスターソース
ミツハフルーツソース(ウスター)
リーペリンウスターソース

辺りだな。それぞれお薦めだが特性が違うから並行利用が良い。

2009年12月23日水曜日

ITDON《あいてぃーどん》

クイック&マーベラスかつチープなオリジナルレサピーシリーズ。
晩飯抜き深夜残業のハードコーディングもといハードコアなIT戦士のための丼を紹介するぞ。

材料:冷凍白飯、マーガリン、旨味調味料、ホワイトペッパー、ドライパセリ末。

作り方:材料と写真見たらわかるよね?


ちなみに俺はのはプレミアムタイプなので小岩井マーガリンにギャバンのパセリだ。

確実に旨いよ。忙しい朝にも夜にもお薦めだ。


…いやね。ちゃんと妻がチキンのトマト煮みたいの用意してくれてんだけど、25時だとあまり食えなくて。でも空腹だし。

-------------

上記、携帯投稿だったので短く書いたのだが、補足。

一瞬微妙に思われる組み合わせだが、団塊世代のご馳走?であるバター飯をさらにチープにしたものであるので、意外と伝統の系譜を持つレシピだ。

マーガリンと味の素&胡椒でより洋風に仕上げるため、これだけで食うと確かに寂しいのだが、おかずのメインが洋風な肉料理である場合などは、相性抜群な上にただの白飯よりは豪華な感じにもなるので、試す価値ありだ。

ちなみにマーガリンの量は好きずきだが、自分が食パン1枚に塗る量を目安にすればいいだろう。

2009年12月20日日曜日

最愛の娘の肩が!

娘は1歳2ヶ月。

超可愛い。こんな陳腐な表現がぴたりと嵌るほど可愛い。


今日は、朝からカブでツーリングにチャレンジという意気込みは「寒波襲来だし」と挫け、家で妻と娘とゆっくり朝食。まあ、朝は平日も一緒に食ってんだけど。

娘は最近は食パンと水が好きで(聖者のようだ)、見せてしまうとそれしか食わないので、離乳食を食べる娘の横ではベーコンエッグのみ食い、娘が離乳食を食い終わってから、おやつの食パン(真ん中のみ)を与え、俺もおかずなしでパンのみを食べるという変則的なスタイルも苦にはならない。

食い終わってから娘が俺の手をとってリビングの中央に引っ張って行き、両手でぶら下がるようにしながらビリケンのようなスマイルを浮かべてブヒャブヒャと笑っているので、手をとって持ち上げてやると大喜び。
そのまま三度ほど上げ下げしてやったら爆笑していた。

そうっと着地して降ろすと、ニタニタしながら座っていた娘が突然マジ顔に。まあ、うちの娘はムスっとしてることの方が多いのだが…様子がおかしい。

左手で、自分の右手を掴んで、動かしたりして、怪訝な表情。

…とっさに「まさか!」と思い、指を掴ませると軽く握る。手首を掴んで異常はないかとさすってみるが、折れてる様子はないものの、いやに細くて、まだこんなに弱かったっけ、そりゃ一歳だもんな、と突然そんな想いばかりが駆け巡る。

おもちゃを渡す。落とす。

丁度、妻がマグマグで水を持って来たので渡すと、痛めたように見えた右手を差し出して掴もうとする。なんだ気のせいか…と思った刹那。

右手でマグマグを掴み、俺がマグマグを離して腕に重みがかかった途端、「ゔあァアア!」と泣き叫んで落とす。

…俺、顔面蒼白。

ダメだ、こりゃ骨折か脱臼だ…。

本人は慣れた?のか、意外と普通にしているが、右手を一切使わず、常にだらんと垂らしている。たまに動かそうとして泣きかけるが、すぐに「あ、いけね動かさなきゃいいんだ」と言わんばかりに右手をだらんとさせて泣き止む。

肩が抜けている臭いがぷんぷんするぜ…。


今まで、妻の功績もあり風邪一つ引かせずに大事に育てて来たのに。俺が!腕を!使えなくしてしまった!


日常、会社でもクールでトラブルに動じないという評価を受けているはずの俺だが(期待)、それは、ビビリやすくパニクりやすい自分の弱さを知っていて常にリカバリーに努めているからだ。

最愛の娘を自ら傷つけたショックに、動悸が早くなり視野が狭くなるのを感じる…。

が、こんな時こそ、いまだ混沌としてWebシステム開発プロジェクトの闇の中で、PMとは名ばかりの便利屋として、顧客と配下のプログラマに部長に外部SIerからの絶え間ないプレッシャーを受ける内憂外患四面楚歌、絶体絶命危急存亡の状況を、監督兼任エースで4番として切り抜けて来た(かなり誇張)俺のハードコアIT戦士としてのスキルが試されるのではないか!

そうだ、まずはいつものようにダイニングテーブルの上にも常に起動中のMacBookで検索だ!…応えよGoogle!

…!

応えない!?いや、呼びかけが通じていない!?と言うか普通に言うとDNSが応答しない!もっと普通に言うと、自宅内かプロバイダのどっかのネットワークトラブルでインターネットが見えない!



次々と迫り来る危機に一瞬我を失い叫び出したくなったが、紙一重で市の広報紙に緊急相談窓口の記載があったことを思い出し、電話。2、3箇所をたらい回ったが無事に休日に診療している整形外科を紹介してもらうことが出来た。

場所を確認しようとしてGoogle Mapsが見えないことで一瞬またパニクりかけたが、よく考えたらGarminがあったじゃないの、ということでルートもオッケー。

緊急とは言え流血してるわけじゃないから、顔ぐらい洗って落ち着いて運転するべ、と準備にとりかかる。

妻も用意をするので、娘をその間おとなしくさせるために「おかあさんといっしょ」の録画を見せておいた。
よろこんで液晶画面に貼り付く娘はご機嫌だが、右手はだらんと下がったまま。不憫だ…。


急ぎ顔を洗い、整髪もそこそこに在り合せの服を来てリビングのドアを開けると、気づいた娘が振り返り、

「あう!あう!あう!」

と、ビリケン顔で気勢を上げながら迫って来るではないか。


…両腕を高々と突き上げながら。

あれ?

試しにハイハインなど持たせてみても、右腕でしっかり掴んでむさぼり食って悦にいっている。

ハマった?


そう言えば、部屋を去るときにも、娘はテレビに合わせて片腕で踊っていた。たぶん、興が乗って来てうっかり力を入れてしまい、結果として自力で嵌めてしまったのだろう。


とは言え、やはり心配なのでそのまま医者には行ったが、先生は多少の触診をして「何も問題ない」とのこと。

…良かった。いやほんとに。

ついでに厳つい先生がややニヒルな表情で補足してくだすったお言葉では「だいたい日曜にね、お父さんが遊ぶと脱臼するんですよ。…いつもやってないから」

うるせえよ!診てくれたのは感謝するけどよ。わかってるわそんなことは!俺がいつも遊んでやれる自宅警備員とかやってたら飯食えなくなるだろうが!



ま、そうは言っても、実は子どもの腕が抜け易いこと、それは休みの日の父親がやりがちなこと、そういったことは知ってはいた。知っていたけど、最近急激に足取りもしっかりして来た娘の姿に浮かれて気が緩んでしまった。俺が愚かだったことは認める。娘と妻に申し訳ない…。

帰り道、愛車の後部座席に右手でハイハインの欠片を投げ散らかす娘に、反省しつつも安堵するのであった…。

2009年12月12日土曜日

原付二種を比較する。【スーパーカブ110】

(以下、下書きでしばし放置していたので、日記としては話が前後します)

*  *  *

通勤用のレッツ4が壊れた(実はただのパンクだけど)ので、買い替えねばならない。

雨の日も風の日も寒い日も駅まで片道10キロ弱の道のりを走るのに適したバイクをチョイスするにあたり、俺が絞り込んだ候補は以下の3車種。

  1. ホンダ スーパーカブ110
  2. ホンダ リード110
  3. カワサキ KLX125

2番目をスズキのアドレスV125とかにしても同じだ。アドレスとリードは違う、とそれぞれの車種のオーナーは言いそうだが、上記の3車種間で言えばほぼシノニムだと考えることに無理はないだろう。

普通は、バイク選びでこんな迷い方、つまり「オフロード車かスクーターか決められない」なんてことは無い気がするが、原付二種というのはだいたい本気でバイクに乗りたいというよりは「足に使って、でも少しは足以外にも使って」みたいな半端な動機で選択されるので、俺と同じような迷い方をしている人も実は多いのではと思う。

カタログを交互に眺めれば眺めるほど脳内がカオスになって来たので、ちょっと落ち着いて資料にまとめてみることにした。

評価のポイントは以下だ。

通勤に毎日使って、休日の近所の買い物(焼き鳥買い行くとか)にも使って、さらにたまには気が向けば軽くツーリングなどとしゃれ込みたい」という如何にも原付二種的な用途を想定して、定性的な評価を試みる。


で、面倒なのでいきなり結果。

パンパカパーン。


(クリックで拡大します)

Super Cub 110がもっとも優れていると言えそうだ、という結論に達しました。

各項目は3段階評価(5点、3点、1点)で、同位の評価がある場合、下の位を跳ばした。金、金、銅みたいな。結果として、平均点でもカブが一位だったが、それよりは、上記のレーダーチャートがその性格をよく表していると思う。

…ただし、これにはいくつか注意がある。

  • SuperCubには大型スクリーンとラゲッジボックス、LEADにもスクリーンをオプションで付ける想定で、その状態を前提にしている。
  • 運転の愉しさは、主観的要素なのに実際にはどれも乗っていないから想像のみというか、ギヤがある方が面白いという考え。
  • 他の項目はある程度は客観的なスペックで判断可能と思うが、ま、これも実際はほぼ想像ではある。
  • 評価対象の項目選びで既に俺の好みなどのバイアスがあるので、えー?この結果おかしいよ!と思われても、ふーん、としか答えられない。


KLXが走り以外の面で大きく劣るのは仕方ないところだ。逆に言えば、走りに拘ればそれしかない、と言うことになる。
が、年に何回行くのか、本当に行くのかすら怪しいツーリングで走りが快適、というのと、確実に週五回ペースで、しかも天候問わずで乗るしその後に仕事もある通勤での快適性と、どちらが今重要かということを忘れてはならない。

そして改めて見ると、通勤に必要性の高い項目ではKLXに優位性は何一つない。そりゃそうだわな。

ということで、確かにカッチョいいけどKLXは無しだ。

さて、リードとカブの一騎打ちだ。

ここで、特筆すべきは足付き、取り回しだろう。二種のスクーターはやはり、小型と言われるアドレスだって、50ccよりは大きく重い。もちろん、慣れれば、ましてや男が扱えない重さではない。しかしだ。自宅にしろ駅にしろ、集合駐輪場は狭いのだ。そして頭から入れたらバックして出なければいけない。ぱっとまたいでさっと足漕ぎでバックしてブーンと発信、というのが楽に出来るのがいい。カブは、フロアがないから足付きは抜群だし、車体も軽い。しかもサイドスタンドが標準装備だ。

あと、積載性については、リードはトランクが特に広いのがウリなんだが、実は結構浅いとのこと。それに、長いトランクと言っても50cm程度だ。それより長いものは入らない。トランクに入らない長いもの(例えば釣り竿のような)をもし車体に括ろうとした場合、エルゴノミックなリードより、パイプや突起が多く薄い車体のカブの方が楽なのではないだろうか。

トランクはないのは痛いが、平たい荷台と突起物の多さにより、カブは限界が高く潰しも効くだろうと。

そういった日常利便性で並んでしまうと、改良された遠心クラッチによる4速リターンのミッションを備えたカブに期待される面白さは、アドバンテージとして利いてくる。

かっこよさについては、カブとリードとどっちが、というのは多分にビミョーな話だが、リードは結構オッサン臭いシルエットなのと、110のカブが意外と軽快にリファインされているので、ま、後は俺の好みでこういう結果だ。シグナスX SRならカブよりはカッコいいと思うが。

カブで懸念したのは朝の新聞配達のようなガチャガチャうるさいのは嫌だなということ。だが、YouTubeなどに見られる以下のような動画を見る限り、結構スムーズだ。



…と、言う事で。

マイ・次世代通勤マシンとして、スーパーカブ110を買って来ます。


(ということで買って来ました



   *   *   *

(以下の動画は、YouTubeで見つけたものでスーパーカブをチョイスする理由の1つになったもの。俺じゃないよ、念のため)



2009年12月11日金曜日

そうそうそう言えばスーパーカブ

数日通勤して、ロータリー風常時噛み合い式4速リターンにもだいぶ慣れてきた。

まだ、気を抜くと混乱して逆にシフトしてしまったりするが。

アクセルをしっかり戻すのがスムーズなシフトアップのコツかね。シフトダウンは普通のバイクの感覚で回転を合わせればいいが、1速はさすがに衝撃が。2速までで止めておくのが賢明ぽい。

停まる時、4速のままブレーキを掛けて停止してからロータリー式にニュートラルに戻す手もあるが、4速で停まる寸前に信号が青になったりすると慌てる。

それと、大型スクリーンが快調だ。風を巻き込んで髪が前になびいて目に刺さるのが微妙だが、つまりそれは十分に、身体への風の直撃を防いでいる証明でもある。胸元や腹、首、顔の寒さが断然しのぎやすい。

通勤バイクにしてはなかなか面白いぞ。

車内暴力

…は見るのも嫌です。

そんな広告があったね。眼鏡っ子の。でもアレはよく見るとイマイチ似合ってなかったね。

それはともかく、今日は目前で車内暴力発生ですよ。いえ、俺じゃないですよ。

…俺は今日は終電間際ながら、会社で作り残して明日作ることになる予定の資料のイメージを手帳に書き付けるなどという殊勝な行いに励んでいたのだ。

京浜東北線が結構満車に近くなってくる田端あたりだったかなあ。あの辺は線路の分岐ポイントが多いせいか、どっと車内が揺れたその直後。

ポク!って音に目を上げたら、1mほど先で異様な瞬間を目撃してしまった。

パーマを掛けた茶髪をオールバック?にして革ジャンなど着込んだトッポい感じの30男が、目の前に立っていた痩せてメガネで髪の薄い40絡みのおっさんの顔面を後ろから殴ったのだ。

…まあ、後ろからだしそうもの凄いアレじゃないんだが、当たったとかじゃなくて明らかに顔を拳で殴った。周囲も一瞬呆気に取られる中…おっさんはしかし、怯まなかった。

振り向き、

「…あなた、何しました?」

尚も突き飛ばそうとする男に対し、

殴りましたよね?なんで私が殴られるんですか?」

…押した…

完全にテンションが上がり大声で詰め寄るおっさんに対し、ほとんど聞き取れない声で難癖をつける男。

「あなた自分が何したかわかりますよね?次の駅で降りてください」

「……」

男の反論はもはや聞き取れもしない。

まだ駅に付かない。尚もつめよるおっさん。

襟首を締め上げながら、
「何横見てんだよ?何で俺が殴られなきゃいけないんだよ!?おい!?笑ってんじゃねえよ!」

…横を向いて涙目の男。このシーンから見始めたらもはやどっちが暴漢かわからない。

駅に付くと、抵抗する男をおっさんが引きずり降ろしにかかり、男は最初の威勢と裏腹にもう涙目で抵抗するのみ。

革ジャン男「…やめてください

薄毛おっさん「やめて欲しいのはこっちだよ!?降りろよ!

結局、降ろされた男は半泣きでホームを逃げ、おっさんは乗車して幕を引きました。

まあ、最初は一瞬、ありゃあ、暴力事件か、止めにでも入らんといかんか…と思ったものの、すぐに形勢逆転したので後は安心して?見物を決め込むことになったのだが…。

決して気持ちのいいものではないな、やっぱり。


それにしても…凄まれてすぐベソかいて逃げるくらいなら、最初からあんな豪快に喧嘩など売らなきゃいいのに。後ろから見てハゲ眼鏡なら弱いから黙って折れるだろう、なんてタカをくくったのだろうなあ。

前から見たら、どう見てもそういうタイプじゃなかったのに。俺の大学時代の指導教官にも似た容貌で、アレは別に武道やってるとかじゃないけど怒ったら絶対に引かない系、早い話が頑固親父系だ。半端者がストレス解消代わりに手を出していい相手じゃないなあ。やはり人を見る目は大事だ。…いや、相手がどんなであれそんな暴力は許されないけど。

それにしても、確か昨日も路上で喧嘩があったし(駅前で交番が近かったからすぐ収まったが、すれ違い様に肩が当たったとかそんなんで若いサラリーマンが小突き合ってた)、これから年末になるとこういうの増えそうで憂鬱だ…。

俺は目が合ったの肩が触れたので喧嘩を売るだの買うだのって騒ぐほどバカじゃないので巻き込まれる気はしないが、ああいうの見ると社会に絶望したくなるからな…。

2009年12月6日日曜日

カッチョいいバイクを買ったよ

納車は昨日だったのだがあいにくの雨だったので、今日、近所で奇麗なうちにニューマッシーンの勇姿を激写してみました。


テレスコピック式のフロントフォークからオフセットしたホイールは、大径ハブにドラム式ブレーキを内蔵。力学の原則を感じさせるクラシックなスポークホイールが美しい。


水平にマウントされた伸びやかなエキゾーストパイプが端正だ。蒼空を映し込む美しい鏡面仕上げのカバーの下に、熱対策を考慮した無骨なマットブラックが覗く。



クランクケースには世界最高のモーターサイクルメーカーである本田技研のロゴが誇らしげにエンボスされ、放射状の意匠はその燦然たる歴史を暗喩するかのようだ。



グラマラスな曲線を描くカウリングには、この車体が先端技術 PGM-FIを装備していることを示すマーキング。現代の内燃機関らしく、機械のみではなく、情報工学によって制御されるエンジンは高いエネルギー効率を示す。




クラシックな外観の円形ヘッドライトだが、内部はマルチリフレクター化されており、複雑な反射が美しい。もちろん夜は十分な照度を得ることが出来る。




第二種原動機付自転車に分類される小型のエンジンは、必要十分な出力を供給しながらも、化石燃料の消費を抑え、大気の汚染を最小化し、地球との共生、持続可能な文明的生活という今世紀の社会の要請に高いレベルで適合する。


クラシックな意匠の足回りとは異なり、ライダーとの情報インターフェースとなる計器類には、新時代のコミューターらしいエルゴノミック且つ洗練されたデザインが施される。
スピードメーターは100km/hまでスケールを刻み、この車体がレギュラーガソリン1Lあたり60kmというハイブリッドカーを遥かに凌ぐ高い燃費をマークしながらも、日常利用に必要にして十分なパワーをも確保していることを語る。





繁華街で、駐輪場で、住宅街で、田舎道で、林道で。およそ人間の作った道がある場所であればどこにでも馴染む自然な、それでいて個性的なデザイン。これほど、どこに停まっていてもどこで走っていても違和感のないモーターサイクルは他にない。
そしてまた、生半可なオフロード車以上の高い走破性を持つことも有名で、実際に獣道のような登山道で老人が運転するスーパーカブに遭って驚いたこともある。


そう、スーパーカブ。

これは、スーパーカブの50年の歴史の果てに生まれた最新型、スーパーカブ110である。

そして、レッツ4に代わりこれからの俺の通勤の足となるバイクであり、俺が買った初めてのホンダ車である。

ホンダのオフィシャル


…。

どうだろうか。少しはカッチョよく感じていただけたろうか。最後の写真はともかく。

まさか自分がコレに乗ることになるとは思っていなかった。つうか、リード110への乗換をずっと検討してたのだが、購入の3日前に何か魔が差してこうなってしまった。

ま…。今日少し乗ったところ、変則的なシフトや自動遠心クラッチなどはもう少し慣れが必要だが、うん、スクーターよりはだいぶ面白そうだ。

まだ近所を走っただけだが、ごく軽いインプレ。

  1. リターン式になったシフトだが、踏み込むとアップという普通のバイクと逆の動作、踵で踏んでダウンという普通のバイクにない操作、クラッチがないけどスクーターと違い後ろブレーキは右足、などなど、どうしも不慣れ。ただ、夕方の買い物ではだいぶ慣れつつあったからすぐだろう。
  2. シフトアップよりダウンが難しい。スムーズにやらないと後輪が滑る。スムーズにやろうとして変則時に(普通のバイクのように)アクセルを煽ってしまうと遠心クラッチが切れないのでいかんようだ。この辺りも慣れだな。
  3. やはり、日常使用にトランクは必要。ということで早速、箱を買った。それはまた次回に。
  4. オプションのウィンドスクリーンは良さそう。乗っていて、わざと横から顔を出すと、ああ、実はこんなに風あるんだ、と実感する。視界が完全にスクリーン越しになる高さだから、雨の日に顔が痛いこともなさそうと期待。
  5. エンジンは実際、そう凄いパワーがあるわけじゃない(当たり前)。しかし、普通の4車線の道路を普通に走るのに何らストレスないレベル。80キロまでは、何事もなく加速可能。

寒くなる時期だが、レッグシールドと風防もあることだし、ショートツーリングでもやってみたい気分だ。気分だけかも知れないが…。

2009年12月5日土曜日

続 ミルコーラ

前回、コーラの牛乳割りを紹介した。

気が抜けたコーラの方がベターということが判明した。

我が家はコーラの1.5Lボトルを空けるのに何日かかかってしまうので、いつも気の抜けたコーラで飲んでいたのだが、今日はたまたま開栓直後のコーラを牛乳で割った。

すると、写真のように実にリッチな泡立ちが得られたわけだが、これが…まずい。炭酸の酸とミルクのタンパク質が反応してしまったのだろう。ミルクレモンティー系の不味さだ。

なので、コーラを牛乳で割る場合、コーラは気が抜けて微炭酸になっているのがベスト(少しは凝固があるが、それは無視できる)。完全に気が抜けたコーラでも、フレーバー付きアイスミルクみたいで悪くないが、やはり少しは炭酸が残ってる方がいい。