2015年1月28日水曜日

血管拡張性肉芽腫、というものを取った

2週間ほど前に、鎖骨のあたりが気になって無意識にポリポリ書いてたらなんか手がヌルヌルしてきて、ふと見たら血だらけになってた(笑)。

ニキビのようなものを潰してしまったようだ、と思ったが、血がなかなか止まらない。大量に出るわけじゃないが、タラタラと流れ続け、半日ほどしてようやく止まった。

が、表皮がふさがっただけで内部の出血が止まっていないようで、血豆が出来る。

膨らましておいても良いことないかなと、二度ほど焼いた針でつついて血をぬいたが、やはりなかなか血が止まらず、止まれば血豆。


これはどうやら毛細血管か何かが開いてしまったに違いない、となると自分じゃどうしようもないなと思い、近所の皮膚科へ行く。


期待としては、レーザーか何かでシュッと焼いてくれんじゃないかと。


思ったが、一目みて図鑑もってきて「血管拡張性肉芽腫」と診断され、ここでは処置できないので紹介状を書きますとのことになった。

まあ、病名は予想通りというか、見た目というかそういうものだろうと思っていた通りの名前なのでよいが、切って貰えないのはちょっとがっかりした。隣に「レーザー室」なるものがあるから期待してたのに・・・。

わりと近くの総合病院とクリニックの二択を迫られ、ちょっと迷ったが、女医さんが「クリニックの方が気楽ですかね」というのと、総合病院は交通事故で行ったことがあり、でかくていかにも待たされそうだったなと思ったので(事故の時は救急車で行ったから待たなかったけどね!)、クリニックに。


自宅に戻ってからクリニックに予約の電話もいれておき、翌日に紹介状持参。今度は期待通り、その場で切って貰えたが・・・ちゃんと取らないと再発するのでと、レーザーなんかじゃなく、4ミリほどの血豆を黒目とした目のような形で2cmほど切開し、縫合すると。

良性腫瘍摘出手術、という名称になり、これで保険も貰えるだろうと(ドクターも「ふつうは出ると思うよ」と)ウキウキしながら切って貰った。


一応、手術用のベッドに寝て、局所麻酔して切ってもらう。

途中までは顔に布かけてたが最後の方は外され、首なのでちょうど頭上の手術用照明の金具部分に映り込んでいて、最後の2針は縫うところが見えてちょっと面白かった。釣り針みたいので1針縫って、あまり糸の両端を切る・・・けど、切るときに特に音がしない・・・ということは、さっきまでパツンパツンと何か切ってるなあ、と感じていたのは糸じゃなくて俺の肉だったのか!?


1週間後に抜糸ということで、めでたしめでたし。

費用は1万2千円ほどでした。




ただ、ちょっと残念なことが。

アクサ生命保険に加入していて、保険がもらえると思ったのだが。

よく、「日帰りから補償」とか「入院しなくても」とか生命保険でCMやってるでしょう?アクサのホームページにももちろん、そういうことが大書きしてあって、「あー、5万円もらえるんだー」と期待してたのに。


電話したら「入院してないなら対象外です。ガチャン」だった。

まあ、ガチャ切りは嘘だけど心理的にはそう感じるほどつめてえ感じだ。


紙の約款を改めてよく読むと、但し書きに「入院した場合の手術のみ補償」と受け取れる文言がある。じゃあ、1日とか日帰りってなんだよ!?と思ったが、つまり、「入院設備を利用して入院で保険点数がかかって、ただ即日に帰った場合」が日帰り入院だと。


おいおい、そんなの知らねえっつうの。


同じ病気で、同じ手術をしても、保険対象になったりならなかったりするのは解せない感じもあるが、実際、補償は病気そのものに対するものというよりは病気でかかる費用に対するものだとも言えるだろうから、まあ仕方ないのか。

ただ、だったらちゃんとわかりやすく書いておけよ、とは思う。いかにも、ちょっとしたことで手術受けてもばっちり保険が出るかのように宣伝しておいて、いざとなったら「実は・・・」と専門家でもなきゃ普通は知らないような定義を持ち出してくるってのは、詐欺みたいなもんじゃねえか、と。

もちろん、正確には詐欺じゃないし犯罪じゃないんだろう。それもわかる。けど、優良誤認を利用しているという感じは否めないよね。だから保険会社は嫌いだよ。


とりあえずアクサは解約しようと思う。うん。ほかの保険会社もどうせ同じなんだろうけど、気分的な問題として。

(つうか、以前に似たようなことがあり解約して他のとこに入ったのに、そこがアクサに買収されて自動的にまたアクサになってたんだよ。くそ。)



あー。5万円損した!


・・・いや、実際には、日帰り入院すれば、費用もたぶん1万じゃすまない・・・わからんけど、ぱっと検索した感じだと普通に3万は超えるのかな?なので、それで保険もらっても5万円の小遣いになるわけではないけどね。なんとなく気分的には、なんであれ貰えるんだこれ!と思ったものが貰えないという時点で損した気持ちが否応なく。