ビールは高いし、ビールっぽいものは、しばらくは飲んでいたけど、やはりビールではないなあ・・・となってしまうし。果汁酎ハイは甘いし。
まあ、そうは言ってもそういうのも日本酒もウイスキーも飲むのだが、最近はわりとワインの頻度が上がってるという話。
だいたい、500円前後のしか買ってない。500円で軽く飲めば二日くらい楽しめるので、飯の方がワイン向きかと思えば、特に土曜日にはよく買う。
メモっておくと、よく買うのは
- アルパカ
- キンタ・ラス・カブラス
- ヨセミテ・ロード (ヨーカドー系オリジナル)
この辺。甘くないタイプです。
甘いのもいいけど、最近はこういうのが気に入ってる。酎ハイもビターズのジンジャーが気に入ってるし。
ちなみにワインはいいけど、ひとつだけ気になるのは、ワインについてちょっと検索すると、すぐにムカつく感じの素人ソムリエが目につくことです。
いや、趣味でやってるんだろうし、当たろうが外れようが、美味いと言っても不味いと言っても、それは自由だろうなと思う。
しかし、ちょっと齧ったからとなんだかわかった気になって、「安物飲んでる奴は味音痴のアホ」みたいなのを言外に漂わせつつ、自分が「わかってる方の人間」になってることに酔ってるのを丸出しにした能書きを書いてるようなのが気に障る。
ワインというのは銘柄にも飲む人の社会にも、ある種の権威構造があるように思えて、それだからこそ、「少し知ると偉そうになる」という傾向は強く出るのかなと思ったりする。その辺が気持ち悪い。
そういえば、自分がワインをよく飲むようになったきっかけは、もうひとつ。いつだかにテレビの「世界に車窓から」みたいな感じの旅番組だかなんだかでフランスだかドイツだかの山の方の村が出てて、昼に農民が、外でランチしてたのです。水飲んでる人も多かったけど、ワインもあって、それを無造作にパンとかといっしょに飲んでいた。
なんかこう、由緒正しいレストランやオシャレ臭いワインバーやらで、オシャレな音楽を背景に男女がグラスを掲げてるみたいなそういうイメージじゃなく、日本なら漁港で漁師のおっさんがパック酒飲んでるのと近いようなイメージに感じてですね。
ああ、ワインつっても、あっちじゃただの酒なんだから、いつも高くて美味いのを気取って飲むというわけじゃないよなそりゃ、と。
「うまいワイン」じゃないならビールの方がまし・・・てなワケじゃないのだと気付いた。どの種類の酒だった、およそ高いのはうまいし、安いのはたいしてうまくない。でも、それぞれに味は違うのだから、気分や料理に合わせて、なんとなく楽しく感じるものを選べばいいのだなあと。
実際、何か食ってて一緒に飲むのがワインがいいかビールがいいか日本酒がいいか・・・てのは、ねえ。安いワサビじゃしょうがない、と言って刺身に唐辛子かけるのじゃアホだろ、というアレだと思う。
なんとなく、よもやま話でした。
けど、最後に俺もうんちくを。
安いワインを、いくらか美味しく飲む方法は、開けてすぐに飲むより、しばらくしてから飲むことだ、と以前に一度だけ言ったワインバーのマスターが言ってました。早い話が酸化させるのだと。
理由とかタイミングとか(確か、食事の準備を始める頃とか、そういうレベルだったかと・・・酔ってたしよく覚えてない)あった気がするが、ともかく、それはわりとそうな気がしてる。
二日かけて飲む、と言ったのもそういう理由もあって、1日目は半分飲んで、後は酎ハイとか飲んでたりして、二日に続きを飲むと、「おや、昨日よりうまい気がする」ということがある。
味が変わってるのは確かで、それは劣化とも言われるのかも知れないが、でも美味く感じることはあるんですよ。・・・不味く感じることもあるけど。まあ、それも楽しいかなということで。