D3000を買った時に、あえてお得なWズームセット(18-55 + 55-200)を買わずに35mm単焦点標準レンズを買ったチョイスはナイスだったと思う。
開放絞り1.8というのは、とりあえずともかく一眼レフっぽい写真が撮れるし。…って、そんなことで満足していてもよろしくないのだろうが、まあ良いんだよ俺はカメラ道の求道者ではないから。
で、次のレンズはだいたい目星を付けていたのだが、結局、シグマの18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSM にした。
18-200mmというレンジはちょうどWズームキットのレンジを1本でカバーする。しかもこのレンズは、実売価格がかなりお買い得なのにも関わらず、光学手ぶれ補正と超音波モーター内蔵AFが付いている。画質もなかなか評判がいい。
利便性重視の高倍率ズームは、どちらかと言うと純正よりサードパーティの畑という気がしている。で、ずっとタムロンの18-270mmとかと迷っていてが、まあ、200mmといえば35mm換算で350mmほどでしょう?手で持って撮影するには十分かなと。
逆にそれ以上なら、Nikkorの70-300mmとかを追加するのがいいような…と、まあ、レンズばっかりあっても仕方ないから当分買わないけど、そういうことでこれを買った。
相変わらずアレなんだが、昼間に1時間ほど作って近所の公園などで試し撮りをした。
クソ暑いけど薄曇りな近所の公園付近を30分ほどうろついた中で被写体を探すのは大変だったと言い訳をしておきつつ、気に入ったのはこれかなあ。
空蝉。
桜の樹のちょっと上の葉についてたのを見上げて撮った。
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200mmの望遠端の手持ちでこれならば、OS(オプティカルスタビライザー)の効果ありというところだろうか。逆光で被写体は結構暗く、開放絞りになっていたので後ろのボケもそれっぽくていいのではと。
他にもカナブンとか油蝉とか撮ったのだが、どうもすべてテレ端マクロ撮影ばかりになってしまったので、無理矢理にワイド端で一枚。
日本の植物相の複雑さは温帯としては異例だとかいう話もどこかで聞いた覚えがあるが、なんとなくそうなのかもなと思う。住宅地の公園の横でもこんなだからな。
18mmの広々感はやはり35mmで下がるのでは出ない。うん。
18mmから200mmというのは、実に守備範囲が広くて、レンズの付け替えが面倒になってしまいそうだというのが不安?だが、それは欠点ではないな。
しかしとりあえず、カメラバッグが必要だな。
最後に、SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMについてもう少し。
箱から出した時は、噂通りにでかいな!と思ったが、通勤用の小型ショルダー(A4は入らないやつ)にも入るのだから小さいという言い方も出来る。
オートフォーカスは十分早い。ま、純正35mm以外に比較対象がないのだが、のろいと感じることはなかったし、まず一発で決まる。
ただ、今回、テレ端のマクロ目一杯、しかも開放での撮影が多かったので、何度かはフォーカスが決まらないでシャッターが押せない状態になった。
が、これは仕方ないと思う。フォーカスエリアを絞る設定にしたりすればいいのかも。
もっとも、そういう場合はおとなしくMFでやってしまう方が早いと思ったが、MF/AFはスイッチで切り替えないといけないのが面倒だ。Nikkor 35mmみたいにAF時はMF兼用なら楽なのに。
上記のものはほとんどが200mmで撮影しており、しかもシャッター速度は1/100程度。ジョロウグモが1匹と巣が写っているものなど、1/60秒だ。35mm換算で300mmの焦点距離において、手持ちで1/60秒で撮影してあれだけ鮮明に写る。
手ぶれ補正機能というものの威力を、明確に感じ、驚いた。
撮影している中で、一度、”川の宝石”カワセミを見つけた。…が、公園の池の対岸で、その位置からではさすがに小さ過ぎた。それでも識別できる程度には写ったのだが。
歩いて近づこうしたが逃げられてしまい、しかし、野鳥というのも撮るのが難しいだけに面白い。
樹上にいた各種の蝉やカマキリなどの昆虫も、それなりの大きさで撮影できた。こういう生き物が撮れるのは面白い。
あとは、いい景色とか撮りたいなあ。広角側で。