2009年6月18日木曜日

自分が男だと実感する瞬間

三十の手習いで、数年前から空手を習っている。

仕事が忙しく、最近ご無沙汰だったんだが、今日は久々に稽古に出た。

本来、今日の稽古は型重視の師範代の枠なのだが、代理の指導員は、ややガチな傾向をもった方。
しかも今日はなぜか、参加者が二人しかいない。

おかげで随分と濃密な稽古になってしまい、稽古後に随分久しぶりのスパーリングまでしてしまった結果、もう心臓と肺が、震えるぞハート!刻むぞ血液のビート!状態で、脳の血管が切れて死ぬかと思った。

ま、俺の通う道場はビジネスマンが多いので、極真的にはライトな方なのだろうが、それでも何せ、普段は指しか使わない職業ですからねえ。Lは頭を使えば肥らないと言ったが、だからと言って頭を使っても筋肉がつく訳じゃないだろう。

フラフラしながら帰って来て、とにかくシャワーを浴びる。

俺はまあ、サラリーマンとしては長髪な方だから、普段からシャンプーとコンディショナーはフローラルでサスーンクオリティな女性向けを使っている。

でも、こんな日は違う。

とっておきのグリーンのポンプ、トニックシャンプーだ。

頭に突き刺さるメントールの刺激が堪らない。うっかり泡がチンコに垂れると、スースーしてこれも堪らない。

トニックシャンプーで、脂が抜けすぎて髪がきしんで指に絡むのも気にせず、頭をガシガシ洗う瞬間。

ああ、俺って精神的マッチョだな、と思うのだった。

(了)

0 件のコメント:

コメントを投稿