2010年9月25日土曜日

Crawling under the tower in foggy night

レインボーブリッジの写真が思いの外いい感じで撮れたので気をよくし、次の日の休日出勤の帰り、東京タワーも撮影してみることにした。
定期券で下車できる浜松町から歩いて15分ほど。狙いはまた日暮れ時。

…と思っていたが仕事が片付かず、行ったのは22時近い完全な夜になってしまった。
この時間で手持ち撮影では、いくら開放絞りf1.8でも、手ぶれ補正付きでもつらい。感度を上げる手はあるが、のっぺりした空を背景にタワーを撮るので粒子の荒れが気になる。

9月も下旬だというのにクソ暑く蒸し暑い夜、休日出勤かつ残業の疲れとともに、夜の公園でそのまま何か始まってしまいそうなカップル達と陽気過ぎる酔客たちに苛つきながら、ままならない撮影をして、真っすぐ帰宅すればよかったと少し後悔したのであった。

1枚もまともな写真が撮れなかったと思ったが、帰って確認して、まあ、多少は見れるのかなあと思ったのが以下。


タワー。連休電飾?よく見る(よく見なくても)とブレてるけど、頑張った方ではないかと。
天辺から立ちのぼるようなハレーションが気に入った。


送信者 D3000




そのタワーの直下、芝公園の雑木林は、少し前の俄雨のせいか靄が立ちこめていた。何か面白いものは撮れないかと少し踏み入ったとき、足下がガサつく音に咄嗟にストロボ付きで、ファインダーも見ずに(暗くてほぼ見えない)撮った先にいたのは、予想通り、蝦蟇。

送信者 D3000


トリミング済み。

普段、画が不自然になるとフラッシュは全然使ってなかった(コンデジの時も)のだが、フラッシュで撮影するのも悪くないか。当たり前だが、使える道具は使うべき時に使うのが良いんだろう。


もうすぐ新タワーが完成するとは言え、やはり東京タワーはその立地が格別だ。類稀なる大都会の中央に位置する近代化の象徴、鋼の尖塔、その足許のヒキガエル。

組としてイイと、勝手に納得。

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