今シーズンは引っ越しも済んだし、ずっと御蔵入りしてるボードを一度でも使いたいなと思っていたが、ずいぶんと予定外な形でそれが実現された。
会社の同僚、と、言っても、以前一緒にボードに行った部下じゃなくて、同じかやや上のが組んだ企画に乗っかる形で、金曜夜発の一泊予定で清里へ。
なんと、同僚の一人が別荘がある(正確にはその親の所有だそうだが)とのことで。
正直、たいした期待もせずに、金がかからず時間も楽になるならとホイホイ着いて行ったのだが、まさかのリアルログハウスに薪ストーブ。
薪のはぜる音を聞きながら、赤松と白樺に囲まれたログハウスで深夜に缶ビール、という時点で俺のリゾート要求は十分に満たされてしまった。
「まったり」という表現も懐かしいが、まさにそんな感じの春間近の夜長に、もうおそらく本来の別荘オーナーのものであろうワインの一本でも空けて明日はそのまま帰ろうかなんて冗談も出たが、初志貫徹のために3時頃就寝。布団を使ってしまうと片付けが面倒だからとかそんな理由で寝袋で雑魚寝したが、意外なほどに暖かく、よく眠れた。
朝、予定より1時間ほど遅く起きて外に出ると、わずかな雨があるものの、おそらくゲレンデは雪がぱらつくくらいじゃないかという紙一重な天気。赤松にはリスが。前日には鹿もいたし。いい気分だ。
結局ゲレンデは、いくらか雪が舞うがあまり寒くないという具合のよい天気。
ファミリーに人気の平和なスキー場で、のほほんと楽しむ。
久々のボードはワックス不良もあり手こずったが、午後にはイイ感じになってきた。が、それと同時に体力も尽きてきて、足許が怪しくなってきたところで早めの終了。
日帰り温泉で露天風呂につかり、自分は運転が無いのをよい事に生ビールまで飲んでしまった。
飯も、高級なものは食わなかったがいろいろ面白かったし、久々にまともに遊んだ。
いやあ、やっぱりこういうのは必要だな。
ところで、行ったゲレンデが「サンメドウズ」というところだったのだが、昼にバイキングを食べた(これがまたなかなかうまかった)食堂のトレーには「キッツメドウズ」と。
なんと、俺が学生時代に一度だけ、仲が良かった高校の部活の先輩に誘われてスキーに(後から思えばそれは合コン?的スキーだったのだが)行って、全然合わない道具(身長より30cmくらい長い板とか)を借りて、何もわからずに頂上に行って散々な目に遭い、「二度とウィンタースポーツなどやらねえ」と誓ったゲレンデであった。滑ってる途中で結構、景色も思い出して来たし。
ただ、その時に、「スノボーの方が簡単そうだ」と思ったのが、数年前に突然ボードに挑戦してみたきっかけの一つだから、これは、そう、ある意味ではリベンジになったのかな。今回は、まあ、普通に滑ってこれたからな。あの時には「俺このまま遭難するんじゃないか」と思ったほど長かったコースも、今となっては短いくらいで。
ま、良かった良かった。
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