2012年10月21日日曜日

屋上バーベキュー

土曜日は熱を出してしまった娘が、今回は1日で立ち直ったので、今日、日曜日、約束していたとおりバーベキューをした。…屋上で。

まあ、バーベキューと言っても、ホットプレートだ。うちの屋上はコンクリだし、卓上グリルもあるから炭も使えないでもないのだが、やはり面倒臭い。先週買った新型ホットプレートの肉焼きプレートを活用してみることにした。



そうそう、ホットプレートを使えるというのはつまり、屋上にコンセントが引いてあるのだ。さすが俺。用意周到。うちの近所は高い建物は少ないので、座ってしまえば見えるのは青い空ばかりだ。秋空とは言え、直射日光は暑いのでパラソルを立ててその下で。

テーブルとかあればもっと楽かな、とも思うが、台風で飛んでったりしたら嫌だしな。







リブ上の部分はすり鉢状で、中央の穴から下の脂受けに脂を流すので、べったりしない。なかなか良い。

ソーセージはジョンソンビルである。このアメリカ産ソーセージはうまい。偏食の娘もこのソーセージはよく食べる。ひこざきはそのまま。俺はマスタードを付けて食った。粒マスタードとかでなく、まっ黄色でトロっとしてるアレ。最近こっちの方が好きだ。

そして、特売だった肉厚生椎茸。黄色いのは、ガーリックバターソースだ。これが溶けてぐつぐつ言ったら完成といった感じ。実に単純で、かつ食べごたえもあってうまい。

そして奥に見えるのは、マイ定番のネギカシラである。豚カシラと葱。見たらわかるか。


そして、牛肉は好きじゃない妻子にはあげない、パパ専用肉である。250グラムくらいの安い牛モモステーキ。バーベキューで薄切り肉とか焼き肉のタレというチョイスは、俺にとってはあり得ない。





リブ状のプレートはまるで網焼きのような仕上がりでいかしている。

これがすげえ美味かった。我ながら。

ちなみに味付けが一工夫あってだ。

ウスターソース(リーペリン)、ケチャップ、ローリエ、バジル、粗挽きブラックペッパー、鷹の爪、味の素、塩、白ワインを混合したタレをビニールに入れて、その中に漬け込んで置いた。

…ちなみに、実はこの材料は、キッチンで手元にあったものを片っ端から入れただけだ。…工夫してねえじゃん。でもバーベキューっぽくて美味かった。


ちなみに、500円くらいで買って来たワインを飲みながら2時間弱かな?やっていたのだが、いやあ、真っ昼間、青空の下で飲むワインというのは実に良い。果実酒、って感じがする。


娘には、「実はバーベキューで魚とかイカとかエビとか焼いてもいいのだよ」と今日教えてあげたので、秋のうちにまたやろうっと。

ガーリックバターソースは川魚にも美味いんだよな。


ちなみに俺が買ったのはこれ。

たこ焼きプレートはいらないと思ったので。無駄に豪華じゃない方が、収納も楽で使いやすい。箱に入れてしまい込んだりすると、使わなくなるから、そのままでシンク下の引き出しにしまってる。






お好み焼き

下書きのままで公開し忘れてたので時系列が微妙だが。

お好み焼きを最近よく焼いている。


お好み焼き自体は昔から好物だ。だが、結構用意も面倒臭くて、しかもだいたい作り過ぎるので、あまり自宅で作ってはいなかった。

それが最近よく焼くようになった直接の原因は、すでに述べた気がするが、スマイルプリキュアのせいである。娘と一緒に見ているのだ。ああ、そうだ、けっして俺が見たいわけではない。けっして。


プリキュアを見る動機がどうあれ、その中でキュアサニーに変身するあかねちゃんは大阪からの転校生で自宅がお好み焼き屋なのだね。で、やはり家が店というのはシナリオ上の使い勝手が良いようで、何かとその5人いるプリキュア(の変身前)がお好み焼き食ってるのね。で、看板娘のあかねが軽くうんちく垂れながらお好み焼きを焼く場面があったり。そういやオープニングでも焼いてるや。で、毎週見てたらお好み焼きを食いたいというか焼きたくなってしまった。

で、いつも作り過ぎたりするのは、市販のお好み焼きミックスを買うからいかんのだと思い、小麦粉スタートで行く事に。1枚単位で量の調整がきけば、食いたい分だけ作れて無駄がないし、腹一杯なのに無理に食うこともなくて後味がいいだろう、と。

とは言え、あまり凝りたくもないわけで。つらつらとレシピを検索しつつ、俺の波長に合うのを探し…

http://www.eonet.ne.jp/~taronaniwa/buta.html
結局、ここを参考にしつつ大胆に簡略化。

つまりキモは、
  • 小麦粉に対し、液体系は重量比で1.5倍。
  • 小麦粉は40gで一枚分。
  • 液体は、水と長芋の合計。
  • ベーキングパウダーと粉末だしは規定量。塩と砂糖を僅かに。
あと、

  1. 焼く直前にタネと具を混ぜる。この時、1枚分ずつボールにとり、混ぜ過ぎない。
  2. 混ぜてから卵を割り入れて、またこいつを混ぜ過ぎない。
  3. ホットプレートで、裏、表(蓋する)、裏と各5分弱
てな感じ。…というのが、俺が経験ではなくインターネットで得た知識を統合しつつ整理したレシピである。

まあ、で、うまかった。さっくりしてて。翌週に長芋を省いたらやはり味は落ちた。

長芋は、小分けで売ってるものを計量カップの中に薬味おろしで擦り、そのまま水を規定量になるように加えるという手を思いついてからは楽だ。山芋パウダーなるものは、関西ではそこらで売ってるのかね?俺は近所のスーパーで見た事がないのだが…。

ちなみに、うちにあったおたふくソースは、開封後1年くらいたってそうだったので捨てて、今回はイカリのお好み焼きソースを購入。安かったし。でもこれ甘過ぎなくて気に入った。


追記

イカ玉うまい。豚肉も使ってるからミックスってことになるのか?イカは、イカが入ってる少量の刺身盛り合わせを買って来て、イカ以外は刺身として食ってしまった。量もちょうどいいし最初から短冊だし、他はアジとサンマだったので安かったし、1枚目を焼く前にビールのつまみに食えてうまかった。しかもイカ玉に刺身付属の大葉も入れてしまったが、これがまた良かった。

あと、桜えびうまい。アミエビじゃなくて桜えび。やはり香りが違うわ。

…次の補給装備は「あおさ」に代わって青のり導入といったところだろう。値段が数倍になるが…、それだけの差はあるよな。数倍っつってもたかが知れてるし。




2012年10月17日水曜日

ソフトウェア開発における見積もりに関する仮説

…いや、仮説ってほどじゃない、と言うほどでもない思い付きなんだが。

かつてハードコアIT戦士を名乗っていた俺はソフトウェア開発プロジェクトの見積もりというものをしばしば作っていた。俺自身は最近はこれをしていないのだが、依然としてIT企業に勤めているにはいるわけで、同僚達は依然、その不毛な作業を続けている。

なぜ、不毛と言うのか。

それは、業界の人間ならば周知の通り、この見積もりというものがおよそ呼び名が示すような役割を果たすことがないからだ。守れないことが前提の計画、外れることが運命の期待、そんなものを「見積もり」とは呼ばざるを得ない…これは明らかに不毛だ。

で、まあ、見積もりがそんな哀しいことになってしまう原因は…まったくわからない、くない。つまり、むしろわかる。わかり過ぎると言うか、うまく行くと納得できる根拠を探す方が大変で、うまく行かないと理由を考えるのには何の苦労もいらない、ということもまた周知のことなのである。


そうなのであるが、そこでタイトルに戻ると、俺は今日、ふとした思い付きで、数ある「うまくいかない理由」にさらに新たに加えるべきひとつを発見したのだ。

これは理由というより、メカニズムと言うべきかも知れないが。


つまり、個々の機能に関する見積もりの精度が不足している場合、再見積もりを含む要件定義を経ての最終的な見積もりは開発側に不利となりやすい、ということだ。

何を今更。いつも不利になるのだから。当たり前だろう。と、思ってはいかん。

単に見積もりの精度が足りないなら、当たるも八卦というやつで、工数が余っちゃってラッキーだあ、という事も、頻繁に起こっていいはずだ。だが、そうはなりにくい。つまり、精度の不足の作用はランダムではない。そこが問題だ。



  1. 機能リストに項目が30個とかあるとして、これを項目ごとに見積もるとする。
  2. 実現される機能に対して、意図的であろうとなかろうと不当に高い見積もりと不当に安い見積もりが混在しているとする。
  3. 見積もりはたいがい顧客から見れば高過ぎるので、どれかの項目を削ることになる。開発側は、どの項目も妥当な見積もりをしたと主張するだろう。顧客はそれをある程度は信じて(そしてある程度は疑って)、とにかく、「要求した機能に対してこれは割安だ」と思う項目は残すだろうし、逆に割高だと項目は見積もりから外すだろう。
  4. しかし、その後、要件が詳細化される過程で、また別の項目が追加される。この中には、過去に除外された項目が、形を変えて復活していることもあろう。業務上、重要なものは重要なのだから、割高だという理由だけで要件は消滅しない。
  5. 追加の要件を盛り込んで再見積もりをすると、また予算をオーバーする。そこでまた項目レベルの調整をする。で、再び、顧客は割高な項目を削り、割安な項目を残す。
  6. こうして要件の削除と追加、それにともなう再見積もりと項目調整を繰り返し、顧客の選択には常に「機能に対して割安に感じる」ものを優先するというバイアスがかかっているとすると、結局、最終的な見積もりは、顧客に取って割安な項目が多く、その逆は少ないという状態になる。
  7. したがって、開発側は、名目上はしっかり利益率も確保したはずなのに、なぜか実際には工数がかさみ、コストもかかるし納期も危うくなるという憂き目を見る。
  8. ちなみに、「割安である」という顧客の判断を開発側が実感するのは、見積もり確定後の詳細設計段階であったりすることもある。

どうであろうか?

もちろん、いくら適当なことを言うのが好きな俺でも、プロジェクトの問題がこれだけで説明されるなどと思ってないが、しかし気がつくと「あれ?」な感じになるメカニズムの一端が垣間見える気がしないだろうか。俺は自分でそこそこ納得してるんだけど。

このメカニズムの真に恐ろしいところは、開発側の見積もりの不正確さが意図的である場合にも作用するという点にある。顧客が重要視しているがちょっとわかりにくいような機能に対して、バッファのつもりでちょっと水増しした工数を見積もっていたりする場合、その不正確さは見積もった本人はわかっている。わかっているのだが、自分に有利なチョイスが出来ない。選択に関するイニシアチブは発注者たる顧客側にあるからだ。


まあ、しかし、この問題に対する有効な対策はある。そりゃもう明快にある。

分散した誤差がある特定方向に収束して行くという話なのだから、最初から誤差が小さければいいだけなのだ。つまり、個別の機能は出来るだけ正確に(その為に具体的に)見積もることと、その正確であろう見積もりをそのまま顧客に示すことだ。案分したバッファや項目間の調整で、全体金額を恣意的に決めるために要素の見積もりを不正確にするようなことはしてはならない。…言われなくともそんなことはしないわ、と言われるとまあ、ああ、立派ですね、としか言えないが。


ちなみに、項目の見積もりを正確に出すということは、バッファをバッファとして見積もり、顧客にバッファだと伝えることも含んでいる。それに、個別の項目を誠実に見積もることは、その後におなじみに「仕様変更」が発生した際に追加費用についてまともな議論をするための礎になる。項目(機能)と工数/金額の相関関係を曖昧にすること(たとえExcel表で明確に対応させてあっても、論理的に説明できない関係は曖昧だ)は、自分からその交渉のテーブルを叩き割るに等しい愚策だと、俺は思っている。



…なんで急にこんなこと言ってんだろ俺。まあ思いついてしまったから、というだけか。



2012年10月14日日曜日

電気バーベキュー

最近、立て続けにお好み焼きを作って食っていた。

「スマイルプリキュア」を見ていたら作りたくなったのがきっかけと言うのは内緒だが、娘も喜ぶし(そのわりに大して食わないけど)、そもそも好物だし、まあいいじゃないか。

で、テーブルにホットプレートを出して焼くのだが、このホットプレートと言うのが古い。何せ、妻が大学に入って一人暮らしを始めた頃に買ったものだ。妻の学生生活のみならず、俺との新婚生活、さらにその後を支えてくれた歴戦の活躍ぶりだが、さすがに子供まで加わると力不足が否めない。お好み焼きが、同時に1枚しか焼けないのだ。

それで遂に、新しいホットプレートを買うことにした。で、Amazonで検索すると…いやあ、さすがに隔世の感が。プレートだけが外して洗えるというのはもはや常識のようだし(うちにあるのはそうなってない)、そのプレートに各種のオプションが。さらに熱量も、うちのは200度までしかないのだが、250度とかまである。

で、結局買ったのは、TIGERのもので、フラットプレートと肉焼き専用板が付いたタイプ。Amazonは家電などは結構激安なことが多いのだが、今回はもともとの割引に偶然のタイムセールが重なって73%オフ、加えてポイントを持っていたので3000円台で買えてしまった。

お好み焼きは2、3枚行けるとレビューされていたし、肉焼きプレートにすげえ期待している。うちは屋上があって、何度かバーベキューなどしたが、やはり炭を使うのは気を遣うことが多く面倒だ。が、屋上にはコンセントも付けてあるので、今度はこのプレートでバーベキューをしよう。これは楽だ。炭はまあいいけど、実際は屋根のないところで食うということが一番重要なわけだからな。

来週末までには届くので、非常に楽しみだ。



2012年10月8日月曜日

川苔山に登った

よく山に行っているのに釣りだけしかしたことない、というのもアレなので登山を趣味にしようかな、とかどこかのブログにだか書いてから、はや2年か3年は経ったと思うのだが、釣りも山も行かないままに時間だけ過ぎてしまっていた…のだが、先日、ついに、山に登って来た。

※と、それからすでに1ヶ月ほど経っているのだが、最近は自宅でノートPCを隠している(でないと3歳の娘がYouTubeを見まくるので)都合、なかなかアップロードするタイミングがなかったのであった。

もちろん山登りは初めてではないし、登山を趣味にしているわけではない人間としては比較的よく登った方だろうと思っているが、しかし、完全な趣味として山に登るのは…7年ほど前の富士山以来で、その前は15年くらい前まで遡ることになる。

今回、重い腰を上げることになったのにはきっかけがあって、実は会社の同僚(というか現在は上司)が少し前から突然に登山に目覚め、毎週のようにそこかしこ登っていて、その週末には奥多摩でどこか登るとか言っていたので、便乗して同行したのだった。

とは言え、川苔山というのは俺のリクエストだ。奥多摩の山では登ってみたい山だったし、もうひとつ気にしていた雲取山は日帰りだときつい。それで、奥多摩駅で集合し、バスで川乗橋に行き、そこから登って鳩の巣に降りるというコースでの川苔山にした。

川苔谷はきれいだと聞いていたが、確かにその渓谷美は「これぞ奥多摩」という感じで素晴らしかった。

百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)。
高校生の頃から地図で気にしてたのがやっと見られた。

川苔山頂上から…北西かな?
雲はあるが始終晴れていて気持ちのよい天気だった。つうか暑かった。

頂上の道標の上。


ツマグロヒョウモン。だと思う。頂上にたくさんいた。

キアゲハ。
前日にテレビで見た戦場カメラマンのテクニック(構え方)を真似して撮影した。

装備が、特に靴が間に合わせだったので後半は足が(脚でなく)辛かったりしたが、面白かったのでまたどこか登りたいなあ。

なんて思ったけど、靴やザックの初期投資がかかるのと、その後、今日に至るまで、腰痛だの風邪だのが連続していて、山登りどころじゃねえ。てのが残念だ。ま、高山に行くのでなければまだ多少の時間はあるし、どこか行きたいなやはり。