2009年11月16日月曜日

知恵袋なんてのは所詮は皺袋程度の

風邪で会社休んだ。
おかげで三連休だワッショイ!

土日月と、完全に寝込むほどじゃないけど元気に外出できない日々を漫然と過ごしていて、何をしてたか記憶が曖昧なんだけど、この間にテレビで妙ちくりんな番組を見た。

なんか、Yahoo!知恵袋とか教えてgoo!とかOKWaveとか、そういう知恵袋系のサイトから面白いネタを拾ってきて、VTRを作ってクイズ仕立てにするっつう。
タカアンドトシだったかが司会で昼頃にやってたのかな…微妙に今風な知識系バラエティなんだが微妙に洗練されてなくてやはりゴールデンタイムには無理だな、って程度のクオリティ、という印象。


ま、ともあれ、番組はさほど面白くない(が、昼の番組としてはそこそこマシな程度)なのはいいとして、そういったサイトがまあ、随分前からだけどやっぱり流行っているなあ。と。

普通に何か調べようとGoogle検索してても結果にひっかかってくることも多い。

みんな勉強熱心?だこと…。

と、思うが。

見ていると、見るに堪えないやりとりも多い。バカなんじゃないかと。

まず、質問がそもそも「それは他人に質問するようなことか?」ということがしばしばある。「皆さんはどう思いますか?」って質問は、知恵の問題じゃなくてアンケートだろ。教えてって言葉を広く適用し過ぎだろ。ま、運営者としては賑わえばそれでいい、なんだろうが。

次に、回答がバカバカし過ぎることがまた少なからずある。

例えばこんな質問。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412408674?fr=rcmd_chie_detail
「ペットボトル緑茶に添加物が入ってるか?」という趣旨の質問だと思うが、質問の仕方も間抜けだと思うし、添加物ならボトルの裏に書いてあんだろ、とも思うし、まあ、そう、程度の低い質問だとは思うがそれはいいとして、何かわかったような事言って回答している連中がまた絶妙に微妙。

登場する誰ひとり、「酸化」と「腐敗」の違いにすら気づいていない愚かしさ。添加物、薬品という単語の意味すらわからずに、「世の中が悪い」という凄まじい飛躍。

上記はまあ、たまたま見かけたから例として貼っただけで、特別に酷い例なわけじゃなく、よくある程度の酷い話だ。



それから例えばこんな。
「バイクの技術はクルマに比べ遅れているのはなぜ?」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1320841463

回答は、多少言い方に刺も目立つし、中には誤謬もあるものの、ある程度は事実を明確にしている。つまり、質問者が指したバイクは、クラシックさが売りのものだから古いままなだけであり、バイクに関する技術自体は進んでいると。でも、質問者はそれらの回答を完全に無視して、憶測でもっともらしい理由をつけて自分の発想を支持した回答を「ベストアンサー」に選ぶ。

つまり、質問者は質問したいのではなくて、自分で、あることを思い付き、それがきっと事実だと思い込みたくて、それをサポートしてくれる意見を募集しているだけで、最初から他人の意見など聞く気がない。質問の場としてこれを使う気はなく、質問した体裁をとって自己満足を得るためだけにこの仕組みを使っている。

これも、いまたまたま目についた例をあげただけで、しばしば見かけるパターンだ。


他にも、質問者回答者ともに、あまりにも思い込みで語り、同じ単語をそれぞれが勝手に自分の狭義な解釈で語り(当然議論はまったく噛み合っていない)、短絡的に断定し、意に添わない相手を当て推量で貶め、まあ本当に「知識」なんて言葉とは縁遠い話の多いこと。

そういう風に楽しむものだと言われてしまえば、そうですかとしか言えないが、少々、勝手ながらガッカリさせられるものがある。こんな連中ばかりなら、そりゃあ世の中は生き難いわな、と。



ま、そうは言っても、俺自身もIDは持っていて、過去に何度か質問をし、その時はとても有意義な回答をしてもらえている。だからこの仕組み自体がそう嫌いなわけじゃないんだけど。

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