ナウでポップでキッチュな感じのガールズが日常的且つ非現実的なシチュエーションで盛り上がって踊ってハジけてるGoogle ショッピングのムービーなんか最悪。わーお!オッサレー!バカじゃねーのかと。
ヘタウマカリグラフィー的ポップアートみたいな電車内の広告なんかも微妙に腹立たしい。またその横に添えられているコピーが如何にも「うまいこと言ってみました」的で安っぽいけど妙にオシャレでなんとも。
Googleは日本では、経済誌にこそ絶賛されているけどシェアがイマイチなんだよね?国内オリジナルが圧倒的に強い韓国なんかに比べれば(露骨に政治的な圧力がかかっている中国も別にして)、まだマシなんだろうが、それでも、欧米での状況に比べると日本でのGoogleのシェアはやはりまだなんじゃないかと。Yahoo!が不思議なことに強くて。
そんな状況を打破するための攻勢なのかなとも思うが、初めてGoogleを知った時、テキスト入力欄が1つとボタンが2つしかない(当時の他の検索サイトは広告や役立たずのディレクトリの他にAND、ORなどもあった)、徹底的な合理主義に惚れ惚れしたものだが、やはり最期には大衆受けを狙って非合理に走るのだなあ、と。
もちろん、当のGoogleはまったくもって合理的だと考えて各種のマーケティングをしているのだろうし、日経新聞その他各種経済誌などもそういった分析をするのだろうし、きっとそれが妥当な認識なのだろう。
だけど俺は個人的には、過剰にポップな最近のGoogleの雰囲気を好まないし、直感的に「ああ、無敵と思えたGoogleも結局のところ神ではないからな」と暗黙的に凋落の気配を感じるのだ。
もっとも別にすぐにどこかの検索エンジンに抜かれるとか、財政が傾くとか、そういうことはないと思う。いろいろと快進撃も続いているのだろう。
俺は別に経済分析家でも投資家でもないから、そんな短期的な予測をする必要もないし。ただ、諸行無常だなあ、とそんな感慨にふけるだけの話である。
…当面はChromeは使うし。Firefoxは最近、遅いし重いんだもん。これも最初は良かったのに…。
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