2009年7月30日木曜日

美人時計

iGoogleに「美人時計」なるガジェットを入れていた。

http://www.google.co.jp/ig/directory?hl=ja&type=gadgets&url=bijint.com/bijint.xml

たまたま見かけて、興味半分ネタ半分で使っていたのだが、1分おきに、「美人」が時刻を手書きした黒板を持ったストリートスナップが現れるというもの。

「美人」と括弧をつけなければならない点が残念だということは、一般的な評価と言っても差し支えなさそうだが、まあそれはそれとして。そもそもタダで撮影できる美人なんて、そうそう転がってるもんじゃないでしょう。仕方ない。

「水着版が欲しい」という意見もいくつか見たが、それじゃ余計につらくなるし、じゃあ、予算かけてグラビアモデルを使えばいいかと言えば、それじゃこのガジェットの企画としての斬新さは半減だろう。ただのエロいユニクロックになってしまう。


間違いなく、このガジェットの面白さは、素人のストリートスナップである点にあったのだと思う。どこの誰かは知らないが、モデルや芸能人ではない個人としての女性が、デスクトップで入れ替わり微笑む様を見て、ある種の癒しを感じる。

・・・ということなんだろう、と。

でもこれって見方を変えると、たとえば、女性の多いショップや繁華街にウェブカメラをこっそり設置しまくり、それをザッピングしてニヤニヤしたいような男の欲望を、オブラートに包んでソフトに手軽に合法的に実現しているだけではないか、と。

まあ、そんなことはわかっていた。わかったからこそ、ためしに使ってみた。

そして、いい加減、中途半端な見てくれの女の半端にカメラ慣れしたような半端な微笑がいちいち視界に入るのがウザくなって消した。

このガジェットに共感と愛着を得られなかったということは、どうやら残念なことに俺にはストーカーの資質が十分でないらしい、と考えた。

少し、安心した。

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