最近は、楽だし、かつてのように「メガネ=かっちょわるい」という固定観念も失せてきたので、メガネ生活が多い。メガネライフって書こうと思ったけどそれだと店の名前になるからな。
でも、引きこもりでパソコンばかり弄ってるながら時には空手の稽古やらアウトドアな活動やらもしないでもない俺には依然、コンタクトレンズはなくてはならない存在。
そのコンタクト。
使い捨てなので、当然のように一定期間ごとに買わねばならない。ところが、これがすこぶるめんどくせー。近所のコンタクト販売店は激安で鳴らしているが、実際には、購入できるのは半年分まで且つ、半年以内に店舗併設の眼科で取った処方箋が必要、ということで、激安割引と見せかけてある程度は「診察料」で取り返されるという有り勝ちなトリックで忌々しいので嫌だ。
少し高いが診察が無料でさくっと売ってくれる店がもう1つあったのだが、1ヶ月ほど前に潰れてしまい、今回、クソ忙しいさなかにコンタクトが切れてどうしたものかと。
ネットで調べて適当に近隣の店に行こうかと思っていたが、ふと目についたのが、コンタクトレンズ通販のオンラインショップ。
コンタクトの通販は、これも系列の眼科で処方箋をとって(もちろん有料)登録して…みたいな面倒なところか、海外からの並行品を個人輸入扱いで入れるやや怪しげなショップばかりかと思っていたのだが…。
いくらか眺めてると、以下の3つのタイプがあるらしいことがわかった。
- 個人輸入扱いで海外仕様の商品を売る。処方箋はいらない。激安。国内流通価格の半額くらい。ただし送料は高め。海外居住者のサイドビジネスか?
- 実店舗も持つ大手コンタクトショップ。所定の医療機関での処方箋の取得、登録を義務づけるシステム。システムは立派だが、面倒くさい。外出たくないから通販しようとしてんだっつうの。
- 前2者の中庸。国内で正規流通するレンズを扱い、コンタクトレンズ販売の認可も受けているが、原則として処方箋の提示は義務づけない。ただし、処方箋があるユーザを対象としており、少なくとも規約上、新規ユーザは受け付けない。
結局、俺は3番目に属するショップで買うことにした。度数やB.C.は、前回購入時の記録を見ればわかる(っつうか、もう何年も変わってないしいい加減暗記してる)。
今まではボシュロムのメダリストを使っていたが、ボシュロムレンズに限り処方箋の提示が義務(メーカーがそのように強要している模様)なので、前に使って調子のよかったシードのレンズにした。こっちの方がだいぶ安いし。
そもそも、最近にボシュロムを使っていたのも、俺が買っていた店がシードのを取り扱ってなかったからだし。
や、非常に便利。これは気に入った。
今回の買い物中に感じたこと数点。
- ボシュロムは嫌らしいな。処方箋は消費者保護とは違う目的で強制しているとしか思えない。
まず、ボシュロムの並行輸入品は、同じ商品の日本正規品の半額以下だ。しかし、業者はそれで利益を出しているのなら、つまり、日本の正規品は異様に高いのだろう。つまり、ボシュロムジャパンが乗っけてるんだろ。
よくわからんが、なんとなく利権の匂いがして嫌だ。 - 医薬品の通販が「安全じゃない」ということで禁止されようとしており、ろくなところで名前を効かない北里大学の名誉教授がブツブツと何か言ってるようだが、3のような仕組みを取れば、処方箋が必要な薬でさえもかなり安全に販売できるはず。
規制派は、「そういう仕組みを作ってもルールを守らないショップが出る」とか言ってるらしいが、それはもう脳みそが昭和のままだとしか言いようがない。
ルールを破る業者が現れるのはオンラインかオフラインかは関係ない。どこにでも出る。現在において、オンラインでの取引は、自由な一方で何の記録も残さずに行うことは困難で、そういう意味では、手渡しの実店舗で経営者が不心得者なケースの方が、よほど危なっかしいし地下に潜る。 - でも、俺が今もとめてるのは、3番目のタイプのような、現実的にまあ妥当な線で最大限の利便性を提供してくれるサービスだ。きっと大多数の人にとっても、それがもっとも価値とリスクのバランスに優れているはずと思う。
それが最高じゃないかも知れないが、少なくとも禁止は的外れもいいところ。
追記
ちなみに、ここで買った↓
http://www.contactlens.co.jp/
ここは正規品だが、それでも、実店舗のいわゆる激安店より全然安いと思う。
午後に頼んだら、もう出荷されてた。明日には着きそうだ。驚きのスピードだな。