2009年3月11日水曜日

最強のウロコとり

突然だけど。

先日、まあ祝い事ということで、真鯛を焼いた。


飾りみたいなものだから、20cmもあれば十分と思ってスーパーに行ったら、40cm近いヤツしかいなくて無用な迫力を味わうはめに。

で、焼くにあたっては、まあ丸焼きなんだが、さすがに腹と鰓と鱗くらいはとらないといけないだろうと。

腹と鰓はまあいいよ。ピっと切ってぐちゃぴちゃぶちぶちっと取り出しましたよ。

で、鱗。これがゴツいのなんのって。1枚が俺の指の爪ほどもあり、且つ俺の詰め寄り硬質鋭利な感じ。包丁でこそげる気はしないし、ウチに鱗ひきは無いし、どうしたもんかとネットで検索した。

すると、これがまた、鱗ひきを使ってすら、鯛の鱗はあっちこっち飛び散って大変なもので、袋の中でやるのがコツとか。面倒くさいし大変そうだしウロコひきないし。

…と、さらに検索してたら、どっかのブログで興味深い方法を発見。URLを失念してしまったのだが…。

その方法とは、「ペットボトルの蓋が一番です」と言うもの。さらりと書いてあったが、本当かおい?とは…思わず。なるほど、と。

直感的に、確かにあの弾力、角の切り立ち具合、なんとなく行けそうな気がすると納得した。


で、実践。


いやコレが、面白いようにキレイに取れるんだわ。

ウロコぜんぜん飛び散らなかったし。

すごいねペットボトルの蓋。


ちなみにその後、塩焼きはオーブンで芸術的なまでに格好いいポーズで焼いてやった。ほとんど、料理というより造形作品みたいなノリで、すべてのヒレをビシッと開いて、竹串などで留め、鰭と頭だけアルミホイルで包み。

ま、味はたいしたことなかったが。安い養殖鯛だから?いや、鯛って焼いてもたいして美味くない気がするな。半身食って、残りを鯛飯にしたらそれは美味かった。


ところで鯛は死んでから1両日くらい経った方が美味いんだよ。ちゃんと〆ておく必要はあるが。釣り番組や旅番組で、その日の昼に釣り立ての鯛を食って「プリプリして美味しい!」とかってのは、「固くて味がなくて不味い」という意味でだいたいOKだ。実際に鯛釣りをやる人たちは、そんな「新鮮な」のは有り難がらない。

食い物は鮮度がよければよいほど美味い、というのは間違い。だが、最近の健康志向、”安心”志向では、それを知らない人々がしばしばいるようで可哀想なことです。きっとちゃんと美味いのを食ったことないんだろうなと。値段とかじゃなくてね。

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