2009年12月12日土曜日

原付二種を比較する。【スーパーカブ110】

(以下、下書きでしばし放置していたので、日記としては話が前後します)

*  *  *

通勤用のレッツ4が壊れた(実はただのパンクだけど)ので、買い替えねばならない。

雨の日も風の日も寒い日も駅まで片道10キロ弱の道のりを走るのに適したバイクをチョイスするにあたり、俺が絞り込んだ候補は以下の3車種。

  1. ホンダ スーパーカブ110
  2. ホンダ リード110
  3. カワサキ KLX125

2番目をスズキのアドレスV125とかにしても同じだ。アドレスとリードは違う、とそれぞれの車種のオーナーは言いそうだが、上記の3車種間で言えばほぼシノニムだと考えることに無理はないだろう。

普通は、バイク選びでこんな迷い方、つまり「オフロード車かスクーターか決められない」なんてことは無い気がするが、原付二種というのはだいたい本気でバイクに乗りたいというよりは「足に使って、でも少しは足以外にも使って」みたいな半端な動機で選択されるので、俺と同じような迷い方をしている人も実は多いのではと思う。

カタログを交互に眺めれば眺めるほど脳内がカオスになって来たので、ちょっと落ち着いて資料にまとめてみることにした。

評価のポイントは以下だ。

通勤に毎日使って、休日の近所の買い物(焼き鳥買い行くとか)にも使って、さらにたまには気が向けば軽くツーリングなどとしゃれ込みたい」という如何にも原付二種的な用途を想定して、定性的な評価を試みる。


で、面倒なのでいきなり結果。

パンパカパーン。


(クリックで拡大します)

Super Cub 110がもっとも優れていると言えそうだ、という結論に達しました。

各項目は3段階評価(5点、3点、1点)で、同位の評価がある場合、下の位を跳ばした。金、金、銅みたいな。結果として、平均点でもカブが一位だったが、それよりは、上記のレーダーチャートがその性格をよく表していると思う。

…ただし、これにはいくつか注意がある。

  • SuperCubには大型スクリーンとラゲッジボックス、LEADにもスクリーンをオプションで付ける想定で、その状態を前提にしている。
  • 運転の愉しさは、主観的要素なのに実際にはどれも乗っていないから想像のみというか、ギヤがある方が面白いという考え。
  • 他の項目はある程度は客観的なスペックで判断可能と思うが、ま、これも実際はほぼ想像ではある。
  • 評価対象の項目選びで既に俺の好みなどのバイアスがあるので、えー?この結果おかしいよ!と思われても、ふーん、としか答えられない。


KLXが走り以外の面で大きく劣るのは仕方ないところだ。逆に言えば、走りに拘ればそれしかない、と言うことになる。
が、年に何回行くのか、本当に行くのかすら怪しいツーリングで走りが快適、というのと、確実に週五回ペースで、しかも天候問わずで乗るしその後に仕事もある通勤での快適性と、どちらが今重要かということを忘れてはならない。

そして改めて見ると、通勤に必要性の高い項目ではKLXに優位性は何一つない。そりゃそうだわな。

ということで、確かにカッチョいいけどKLXは無しだ。

さて、リードとカブの一騎打ちだ。

ここで、特筆すべきは足付き、取り回しだろう。二種のスクーターはやはり、小型と言われるアドレスだって、50ccよりは大きく重い。もちろん、慣れれば、ましてや男が扱えない重さではない。しかしだ。自宅にしろ駅にしろ、集合駐輪場は狭いのだ。そして頭から入れたらバックして出なければいけない。ぱっとまたいでさっと足漕ぎでバックしてブーンと発信、というのが楽に出来るのがいい。カブは、フロアがないから足付きは抜群だし、車体も軽い。しかもサイドスタンドが標準装備だ。

あと、積載性については、リードはトランクが特に広いのがウリなんだが、実は結構浅いとのこと。それに、長いトランクと言っても50cm程度だ。それより長いものは入らない。トランクに入らない長いもの(例えば釣り竿のような)をもし車体に括ろうとした場合、エルゴノミックなリードより、パイプや突起が多く薄い車体のカブの方が楽なのではないだろうか。

トランクはないのは痛いが、平たい荷台と突起物の多さにより、カブは限界が高く潰しも効くだろうと。

そういった日常利便性で並んでしまうと、改良された遠心クラッチによる4速リターンのミッションを備えたカブに期待される面白さは、アドバンテージとして利いてくる。

かっこよさについては、カブとリードとどっちが、というのは多分にビミョーな話だが、リードは結構オッサン臭いシルエットなのと、110のカブが意外と軽快にリファインされているので、ま、後は俺の好みでこういう結果だ。シグナスX SRならカブよりはカッコいいと思うが。

カブで懸念したのは朝の新聞配達のようなガチャガチャうるさいのは嫌だなということ。だが、YouTubeなどに見られる以下のような動画を見る限り、結構スムーズだ。



…と、言う事で。

マイ・次世代通勤マシンとして、スーパーカブ110を買って来ます。


(ということで買って来ました



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(以下の動画は、YouTubeで見つけたものでスーパーカブをチョイスする理由の1つになったもの。俺じゃないよ、念のため)



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