2009年8月23日日曜日

警察24時

よく特番である奴。正確なタイトルは忘れたけど。

…を、さっきなんとなく見ていた。


毎回見てたら飽きそうだけど、たまに見るとちょっと面白いね。
「おーそうだそうだ、ガンガンパクってやれや」という気持ちになるわ。
警察官があの番組に出てるような生真面目なのばかりだと良いのだが…。


さて。で、感想の核心なんだが。

気になったのは以下あたりかなあ。

  1. シングルマザー、子供二人と無理心中しようとしてネグレクトで逮捕
    これさ。以外といい部屋に住んでるように見えたけどなあ。そういうところ見栄張ってるから余計に生活が苦しかったのだろうか。
    いずれにしてもだ。やむを得ずシングルになってしまった親には、まあ頑張ってくれとエールを送りたい。また、能力次第で、男女問わず、シングルでも余裕で暮らせる収入を確保できるケースもあるだろうから、それはまあ、「良かったですね」としておく。だが、可能性の問題で言うならば、どう考えても片親、特に父無しでの子育ては、困難なのが現状だ。
    これは、女性の権利が云々とか家庭のあり方が云々とかじゃなく、単なる現状での事実だ。
    にも関わらず、最近はテレビやネットで、特に若くして無計画に妊娠した結果の”シングルマザー”を、あたかも「自立した格好いい生き方」でも言いたげな表現を見かけることがある。
    これは、明らかに間違っている。
    まさか少子化対策でイメージ向上キャンペーンなわけでも無かろうが、現代の社会における子育ては、育てる側に相応の社会的な成熟を要求する。これを満たせずに出来てしまった子供を育てるのは、単なる、失敗からのリカバリーでしかなく、避けるべき事態であるということは、もっと啓蒙されてもいいのではないか。
    と思った。
  2. 少女売買春。
    確かに買う方が、大人であるだけにより責任は重い。だから厳しく罰するべきではある。
    だとしても、それはそれとして、売る方も、被害者扱いではなく厳しく罰するべきではないかなと。
    罰を与えなくても、十分に社会的、精神的な制裁を負うことになるだろうという考え方もあろうが、予防の観点と罪の定義の問題からして、罰があるべきだ。
    未成年だということに配慮するなら、保護者が責任を負うべきだ。
    被害者である、ということは、加害者、犯罪者ではないということを意味してはいない。

    その温床となっているとされる”プロフ”、とやら(の一種)をさっきチラっと見てみた。

    適当に検索した結果を見たら、まあ女子高生がよく出る。卑猥なキーワード入れたわけじゃないぞ。”神奈川”で検索しただけだ。

    しかし、なんだろうね。この個人情報保護が叫ばれる時代に、「スピリットタン」に興味あるとか書いてしまう程度の(※)子供が、顔写真含めた個人情報をネットで安易に公開してしまうと。

    初期のインターネットでは個人情報を公開しているサイトは多かったが、あの頃はまあネットはもう少し平和だったし、それをやっていたのは、特に知識のある学生や社会人だった。

    俺自身、今でもネットに自分の個人情報の一部を載せることはあるが、俺は、曲がりなりにもウェブに携わる仕事をしている人間としての判断に基づいてやっている。

    そうではない、自分がそこに情報を晒すことが、自分にとって、他人にとって、どういう意味を持つか十分にわかりそうにない人間をターゲットにおいて、ろくに保護や管理の仕組みもないサービスが運用されていると。そのこと自体がやはり問題ではないか。

    規制というのは権利にも関わるから難しいところもある気がするが、それにしても、その辺りを掘り下げて行かねばならない段階なんだろうと思う。寂しい側面もあるが。

    ※split tangueのことだと思う。何年か前の芥川賞受賞作品で有名になった(?)アレ。でもスプリットという単語は馴染みが薄いから、「精神の舌」になっちゃってんだろうなあ…。その程度の…ろくに言葉も使えない程度の判断力で、無駄に背伸びだけしたい程度のガキ連中が…わかったようなつもりで社会を相手にするから、痛い目に遭うのだろうと。自業自得と言えばそうだが、社会てのはそんなのも、保護してやる責任があるのだろうと思う。

ところで、総評として、犯罪者って警察に問いつめられるとまずトボケるのね。

自分の荷物を見て、
「何コレ?」
「さあ…何だろう?」
「あなたのでしょう?」
「誰か置いていったかも知れない」

原付で事故っておいて、顔から血流しつつ、
「あのバイクは君の?」
「…さあ」
「…たぶん」


明らかにトボケるのに無理があるものを頑張ってトボける。で、数秒後には、「はい、僕のです」。

ま、本人は必死なんだろうが。笑える。

でもそれも、後日には武勇伝として語られるんだろうな。

「警察に『それ君の?』聞かれて、『…たぶん』とか言ってやったぜ、わかんねえワケねえのに!」とかって。

犯罪者はそんなもんだ。

比喩的に言って、一度しか罪を犯さない者はいる気がする。過ちを背負って生きる者だ。

だが、二度罪を置かす者は何度でも繰り返すだろうから、罪の大小に関わらず二度と社会には放たない方がいい。

…と、俺は思うね。

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